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残日録 --- The Remains of the Day / 2023-01

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2023-01-01 Sun

 元旦。豪華絢爛のおせちでした: [Summary]

大晦日の夜、アーセナルの試合があったので、 ぼくが寝たのは 午前4時半ころ。 E はその後すぐ起きてきたそうだ。 そして、3時間くらいかけておせちをつくってくれた。 とくに紅白かまぼこの飾り切りが自慢だという。

お正月の朝、 豪華絢爛のおせちで「あけまして おめでとう ございます」。

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ニュース…「2023年、カナダにおいて COVID-19は風土病 (endemic) になるのだろうか?」---だいじょうぶかしらん : [Category World]

[Visit Website Global News]  

原題は: Will 2023 be the year COVID-19 becomes endemic in Canada? Experts weigh in

「風土病になる」というより「風土病にする」ということらしい。 要は政治判断で、コロナの特別扱いをやめようということだ。 わたしは、もちろん、素人だが、 よい方策とは思えない。

オーストラリアは?・・・というと --- What will Australia's fourth year of the COVID-19 pandemic look like?。 コロナにかかったある女性の体験談が載っている。 「3日目、4日目は地獄だった」という。 「オミクロンは毒性が低い」というのはあたっていないようだ。 さらに、記事によれば、 2022年のオーストラリアでのCOVID-19 の死者はうなぎ上りだったという。

2022年をまとめると、 コロナの対応が政府中心から個人中心に移っていったということになり、 2023年もその傾向は続くだろうとのことだ。 カナダもオーストラリアも、政府の対応策の方向は同じようだ。 ほんとうにそれでいいのかなぁ・・・。

ニュース…「好きなんだけどなぁ。修理の権利を考えたバラバラにできるモジュール式ノートPC Framework レビュー」---とてもいい : [Category Computer]

[Visit Website Gizmodo]  

とてもいい。 損を覚悟で買ってもいいかも。

「Linux もあるでよ」とのこと。

2023-01-02 Mon

 Herald of Hell (by Paul Doherty) 読了---いよいよ1831年・・・叛乱軍がロンドンに迫る!どきどきわくわく: [Book]

Herald of Hell: A mystery set in Medieval London (A Brother Athelstan Medieval Mystery Book 15) (Doherty 2015) を読み終わった。 シリーズも15巻目、 いよいよ 1381年、農民叛乱の起きた年だ。 ロンドンの市中には反乱軍の首領たち、 Uplight Men, およびその歩兵たちが我が物顔で歩きまわる。

悪しき役人や暴利をむさぼる大商人たちに、 その死を予告する地獄の使者 ("Herald of Hell" --- これが本のタイトルだ)が出没する。 今日あすにでも叛乱軍が市中になだれこむかもしれない・・・ そんな緊迫した状況だ。

そのような状況な中で、 ジョン・クラストン検屍官(「検屍官」というより「警視総監」みたいな 役所(やくどころ))と アセルスタン修道士とは、いつも通りに 殺人事件の謎解きをする。 ちょっと(戦争の最中の警察活動を描く)Foyl's War みたいな セッティングともいえる。

謎解きの方もそれなりに面白かったのだが、 (密室は期待しないように・・・) やはり背景となる叛乱の話の急展開がおもしろい。 史上最大の裏切りがにおわされ、 そして、 叛乱軍との中で (これまでは「美しく優しい」としか描かれなかった) うつくしき未亡人、 ベンディクタの新しい側面が示される。

2023-01-03 Tue

 近所の菅原神社に初詣にいく: [Private]

Eと、 近くの菅原神社に初詣に行く。 けっこうの人出でした。 季節も季節、神社も神社、 絵馬にはいっぱい合格祈願ふぁいっ

ぼくは健康を祈願しました。

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2023-01-05 Thu

 ぼくが日本の敗戦宣言を読まなければいけないことになった: [Dream]

ぼくが日本国の敗戦宣言を 読むことになった。 そろそろ時間なので、 会議室へ行く。 背広の内ポケットから 宣言を書いた紙をとりだして・・・。 「紙がない!」

パニック!

「研究室にあった筈だ」・・・ 研究室まで紙を取りに行く。 いくら探しても見つからない。

パニック

「とにかく会議室に戻ろう」

会議室への道が分からない。 頭がまっしろになった。

2023-01-06 Fri

 美人さんとお話しする: [Dream]

授業のあと何人かの学生さんと いっしょに帰る。 その中で美人のKK (OG)さんと話しこむ。 二人で梨泰院(りたいいん)を歩く。

翌日同じクラスに授業に行く。 入口においてある学級文庫から本を一冊かりる。 「いくら?」「いくらでも」・・・ということで さいふから20円をだして、箱に入れる。 さて授業に入ることとする。 ところが何をすればいいのかまったくわからない。 予習してなかったんだ。 頭がまっしろになってしまった。

退職前には見たことがない「授業の予習を忘れた」夢、 退職後 けっこう頻繁に見る。

2023-01-11 Wed

 In Our Time で Chance and Design を聞いた: [Cinema/TV]

きょうの散歩のお伴は In Our Time で Chance and Design (2003-02-13) を聞いた。 進化の話だ --- 聞きごたえのある回だった。 メンバーは: Simon Conway Morris, Professor of Evolutionary Palaeobiology at Cambridge University and author of The Crucible of Creation --- the Burgess Shale and the Rise of Animals; Sandy Knapp, botanist at the Natural History Museum; John Brooke, Andreas Idreos Professor of Science and Religion at Oxford University.

Sandy Knapp さんが喋っているところに John Brooke さんが重ねて喋るのが気になるが、 メルヴィンが遮らないので、 たぶんそれほど無礼ではなかったのだろう。

いくつか考えたいポイントは「ディレクション」 (方向)の問題、 そして intelligent_designcreationism の問題だ。 Creationism は Intelligent design の 一種である。 (あるゲストによれば)Creationism 自身は問題にするに足りない。 学問的に問題なのは Intelligent design の方だ。 ということ。

「方向」の問題に関しては、 こないだどこかで読んだばかりだ。 ダーウィン説にとって、 ラマルク説が問題なのは、 「獲得形質の遺伝」ではなく、むしろ 「進化の潜在的な方向」の考え方なのだ、 と書いてあった。 この方向に注目して、 ドーキンスは ラマルクを「指令説」として紹介する 。 その意味で Intelligent design に結びつくわけである。

2023-01-13 Fri

 Cちゃん一家がオーストラリアからやってきた: [Private]

きょうオーストラリアから到着するCちゃんちを迎えるために、 関空にいく。 19時ちょっと過ぎに関西空港に到着。

Jetster JQ15 は 予定は 1855 着だが、 すこし遅れて 1915 くらいに到着したようだ。 出口で待っている。 1950 は過ぎる。 20時10分くらいにCちゃん、Bくん、 そしてEMちゃん(1歳10ヶ月)が出てきた。 EMちゃんは元気げんき!

2023-01-14 Sat

 ご近所の喫茶店で EMちゃん 大もて: [Shopping]

C、B、EM(1歳10ヶ月)そしてEとで 散歩に行く。

Cちゃんのリクエストでご近所の喫茶店、 『壱番館』にいってみる。 ぼくは、『壱番館』のおばちゃんとは朝あいさつを交わす仲だ。 『壱番館』には常連とおぼしきおじさんが一人いた。 おばちゃんとおじさんにEMがえらくもてていた。 「こんなかわいい子、テレビの中でしか見たことないわ」などなど。

EMはみんなの中心になれて大喜び (^o^)

2023-01-17 Tue

 いつの間にか emacs (on wsl2) が動くようになっていた: [Linux]

今回買ったあたらしいマシン (Lenovo Yoga 770) は Ryzen マシンだったので、 Linux (Ubuntu) がうまく動かなかった。 (2022-10-07 の日誌を参照にせよ。) Kernel 6.0 からは Ryzen 6000 にも対応したという。 (いい機会でもあるので) Ubuntu がこのバージョンの kernel を採用する迄の間 wsl (Windows Susbsystem for Linux) を (正確には wsl2 を) ためしている。

大きな問題は、 wsl2 の上で emacs を使うと emacs がキー入力をうまくひろわないという点だった。 その状況を救うために、 Windows のリモートデスクトップ (xrdp) を立ち上げて、 その上で wsl をつかっていた。 動くので問題はないのではあるが、 ChromeOScrostini に比べ、 いささかもってまわったやり方だなぁと思っていた。

・・・

いったいいつからなのだろうか、 この頃は xrdp を通さないでも emacs が正常に動くようになっていた --- キーの拾い間違いがなくなったのだ。

不思議だ・・・

終わりよければ全て良し、ということで 細かいことは気にしないこととした。

2023-01-20 Fri

 ハウス・テン・ボスの二日目、いっぱい遊んで、いっぱい食べて: [Food]

きのうから長崎、佐世保のハウス・テン・ボスに来ている。 三階建てのメリーゴーラウンド(日本で唯一だそうだ)に 乗ったり、 いろんな種類のファンタジア館で遊んだり。 佐世保バーガー(びみょー)を食べたり。 EMちゃんの最高のお気に入りは すべり台だった。

園内、お客はすくないのだが、 そこら中に修学旅行生(中学生かしらん)がいっぱいいて、 雰囲気を盛り上げてくれてた。

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2023-01-22 Sun

ニュース…「ボノボは「身内」より「よそ者」に優しくするよう進化している」---むむ?! : [Category Anthropology]

[Visit Website Nazology]  

この事実、一見、血縁淘汰 (kin selection) 説への 反例に見えるのでとても面白い。

まず、「血縁淘汰」を説明しておこう。 「血縁淘汰」の考え方は、 群(「群淘汰」)や、個体を基本にするのではなく、 遺伝子を基本にするものの見方(「ジコチューな遺伝子」)である。

猿の群などで、 見張りにたった個体は敵を見つけると群全体に警告を発する。 問題は、 この警告を発することによりその個体は自分自身を 危険な状況に置くことになる、という点である。 このような行為を進化論 (そのひとつの前提として、 個体は生きようとするという事がある) の中でどのように説明するかが大問題だったのである。

たとえば群淘汰 (group selection) 説では、 群を単位にして考える事によって、この謎を解明しようとする。 このような自己犠牲をともなう警告は、群淘汰説はいう、 たしかに1つの個体の生存をあやうくするが、 群全体の生存の格率を高めるのだ、と。 これはこれで、「なるほど」と思わせる説明だと思う。 しかし、難点もあるのだ。

群淘汰が成り立つためには、 各個体がある種の「見通し」をもっていることが前提とならざるを得ない。 このような前提は 進化論の目指すある種(確率論敵な)機械論とは なじまない考え方だろう。

「血縁淘汰」説はこの謎を、よりすっきりと説明する。 焦点を群ではなく、遺伝子(かなり抽象的なモノである)に置こうというのが、 その主旨だ。 血縁者(たいていの場合、「近くにいる者」と同義である)を守るのは、 遺伝子を守ることなのだ。 主人公の遺伝子を X としよう。 X は 〈自分の乗りものである個体よりは、 血縁者を守るような行動をとる〉を表現型としてもつ。 群の中には多くの血縁者がいるので、 それらの個体は X をもっている確率がたかい。 確率が 1/4 ならば、自分を助けるよりは血縁者を5人たすけた方が、 X が次世代へと伝達される確率が高くなるのである。 それゆえ、X は(たとえば〈自分を守る〉を表現型としてもつ 遺伝子 Y より)生き残っていく、 すなわち、淘汰されて残っていくのである。

利己的な遺伝子論は、しばしば、「バブリー」に響くので、 ちょっと恥ずかしいのだが、 それでも、 この血縁淘汰説は、 進化論の中でもきわだって美しい理論だと思う。

さて、さて・・・記事にもどろう。 ボノボは「身内」より「よそ者」と仲良くなるというのだ。 血縁淘汰説ではまったく説明できない。

学者たちはどういう風に反応しているのかな、と 興味深く読み進めた。

ちょっと拍子抜け・・・

この記事での説明では、 ボノボの住む環境が豊かだというのが よそものに優しい原因であるという。 すごく簡単に 「環境がいいと、よそ者にやさしくする行動をとる」というわけだ。 ・・・けっきょく、何でも説明できちゃいそうだ。 グールドとともに、「適応万能主義者は・・・」と文句もいいたくなる。 彼らには、いつでもどこでも何らかの just_so_stories が用意されているんだ・・・と。

2023-01-30 Mon

ニュース…「New ‘DetectGPT’ Tool Could Bring an End to AI Cheating on Exams」---いたちごっこが始まる : [Category Soft]

[Visit Website Gizmodo]  

ChatGPT がはやっている。 とくに学生がエッセイを書くのにつかったりするらしい。 その「不正」をただすために、 AI が書いた文章かどうかをチェックする AI らしい。

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最終更新時間: 2025-04-28 11:09