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残日録 --- The Remains of the Day / 2022-05

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2022-05-22 Sun

 キャンベラ空港でバゲージドロップをすませる: [Travel]

EMちゃんが昼寝ちゅうだ。 BくんにEMちゃんの番をおねがいして、 Cちゃんが車で Eと僕をキャンベラ空港まで連れていってくれる。 きょうは帰国の日だ。

キャンベラ・シドニー間の カンタスのオンラインチェックインはしているのだが、 E宛にモバイル搭乗券が届いていない --- それが心配で早め(17時10分発の国内便で 2時間近く前)にやって来たのだ。 バゲージドロップのところの係のおばちゃんが 「無問題・無問題」といって ささっとバゲージドロップをすませてくれた。 ども、ありがとうございました。

 QF 1446 は 5時10分から5時25分発に遅延された;国際線乗り換えが少し不安だ: [Travel]

ぼくらのフライト、QF 1446 は 1710 発 1805 シドニー着だ。 ANA の羽田行き ANA 19便(2100 シドニー発)までには 3時間(正確には2時間55分)あることになる。 国際線はふつうは2時間前にチェックインだから、 時間には余裕がある。 ただし荷物のスルーチェックインはできなかったので、 国内便を降りたときに荷物が出てくるのを待たなくてはいけない。 さらに、その荷物をもっての国際便のターミナルへの移動時間も考えなければいけない。 たぶん全部で30分くらいだろう。 それでも余裕が2時間半はあることとなる。

さて・・・

Bくんといつも元気なEMちゃんも空港に到着した。

QF 1446 は17時10分発なのだが、 遅れが発生したようだ --- 掲示板をみると、17時25分発になっていた。 ぼくらのより後に出発する飛行機には To the Gate の表示がでてるのだが、 ぼくらのフライト QF 1446 には出てない。 ともかく本来のボーディングタイム、 4時50分くらいにゲートまで移動する。 しばらく遊んで、 見送りのEMちゃん一家は帰ってゆく。

[] []

 このまま遅延が繰り返されると心配なので、便を変更するよう頼むがうまくいかなかった: [Travel]

QF 1446 の出発が 17時10分から17時25分に変更されたが、 それでもシドニー国際空港に 出発の2時間ほど前にチェックインできる筈である。 しかし、このままだらだらと遅延が繰り返されるという 心配もある。 カンタス (QANTAS) のカウンターがあったので、 QF 1446 より前に出発する便に乗り換えができないのかを聞く。 やさしいお兄さんではあるが、 「だいじょうぶ・だいじょうぶ」というばかりだ。 シドニーのターミナル間移動は5分しか掛からないとか (たぶん30分くらいかかる筈だ)、 かなりいい加減だ。 「荷物を QF 1446 にいれちゃったので、 搭乗便を替えるわけにはいかない」という。

 QF 1446 の出発時刻が「17時50分発」に変更され、他の飛行機がどんどん出発する;国際線への乗り換えがあぶない: [Travel]

・・・なかなかアナウンスがない。 心配になってまた掲示板をみに行く。 なんと、ふたたび遅延が発生している --- QF 1446 は「17時50分(午後5時50分)発」になっている!

(冗談じゃないぞ・・・)

時計をみると現在の時刻は 5時15分・・・ QF1446 より本来後発のシドニー行きの飛行機の 搭乗がはじまった。 たぶんQF 1446 より後発のシドニー行きが すでに何台か飛び立ったのかもしれない。

Eが当該のフライトのゲートのカウンターまでいって、 いろいろかけあっている。 ぼくも途中から交渉に加わる。 こんどの相手は頼りないおにいさんだ。 この便に乗れないかと交渉するのだが、 「だめ」の一点張りだ。 すでに荷物を QF 1446 にいれたので、 荷物を移すことはできないというのだ。 「国際線の乗り換えがまっているんだ。なんとかしろよ」というと、 「国際線乗り換えについては、わたしたちは知らなかったんだから しようがないだろう。 それに、 そのための保険に入っているだろう」と生意気なことを言う。 「それじゃぁ、シドニーの空港にあらかじめ 私達のためにグランドスタッフを待たせておけよ」というと、 「それはできない」という。

計算しておこう。 キャンベラ 17:50 発なら、18:45 シドニー着となる。 バゲージコレクションと移動に30分かかるとすると、 19時15分に国際ターミナルに着くということだ。 オンラインチェックインをしている場合は 「バゲージドロップに必ず出発60分前に着くように」という 注意書きを見た記憶がある --- ということは 21:00 の60分前、 すなわち 20:00 までに着けばいいことになる。 いちおう45分の余裕があることになる。 17:50 発ならばなんとかなる、ということだが・・・。 (これ以上遅延がなければ、だ)

 QF 1446 は「18時30分」に変更。国際線乗り換えが絶望的;カンタスに三度目の挑戦。やっと便を変更できた。: [Travel]

QF 1446 が「18時30分発」に変更された。 これで国際線への乗り換え失敗がほぼ確定したことになる。

QF 1450 と QF 1446 のゲートのカウンターに女性が座った。 すぐに、その女性のところへ交渉をしに行く。 「ぼくのフライトは QF 1446 なんですが、いつ出発ですか?」 「QF 1450 の後ですよ」 「でも、もう何度も遅延しているんですよ。 ぼくたちは国際線をつかまえなくっちゃいけないんです!」 「あら、そうなの、国際線はどの便?」・・・ということになり、 こちらの事情を説明する。 「それなら、この便に乗れるようにします。 荷物もすぐに移しかえます」とのこと。 (「なんやねん、できるんじゃん!」。)

カウンターの女性は落ち着いて、 1つか2つ電話をかける。 「はい、大丈夫です」とのこと。 「先発の QF 1450 に乗りなさい」ということだ。

希望が少しだけ・・・。

 やっと搭乗できた。QF 1450 でシドニーへ飛ぶ。タクシイングの間じゅういらいら: [Travel]

QF 1446 から QF 1450 に変更できたので、 すぐにもボーディングしようとすると、 カウンターの女性が「まだですよ」と止める。 それにしても、はやくしてくれなくては・・・。 (もし国際線に乗り遅れると、 シドニーに何日滞在しなければいけないことになるのだろう) PCR 検査が無効になるから、 また受けなければいけない。 すぐにも好都合のチケットが入手できればいいが、 そうでなければ・・・。

いらいらしながら、ボーディングのアナウンスを待つ。 6時15分くらいにやっとボーディングが始まる。

「時計をみると国際線乗り換えにぜったいに間に合わない」と 天のお告げがあったので、 これ以降は 時計をみないように努力する。

タクシイングが始まったけれど、 飛行機はなかなか離陸しない。いらいらイライラする。 6時半をすぎてやっと QF 1450 は離陸した。 (はたして QF 1446 は今日中に出発できるのだろうか。)

座席にすわって、ただただ足元を見て、 指をクロスする --- 飛行機が速く飛んでくれるのを祈っている。

Eが時計をみているのが見えてしまった --- 7時15分だ。 AAAAARRRGGGGGGHHHHHHH! (あと30分くらいでシドニーだろう --- 7時45分着だ。 国際線ターミナルに8時までに着くのは絶望的だ!)

・・・

やっとシドニー国内空港に到着する。 ここでも着陸した後のタクシイングが長くていらいるする。 タクシイングでいらいらするなんて初めての体験だ。

 シドニー国内空港に着く;タクシー乗り場へ直行する;・・・なんと長蛇の列!・・・Sigh・・・: [Travel]

7時半ころシドニー空港に着陸する。 タクシイングやら何やらで、 バゲージコレクションに着いたのは7時40分になっていた。 これから20分で国際線ターミナルまで行けるわけもない --- もはや絶望的な状況だ。 ぼくらの荷物がでてきた。 状況が状況だが、それでも希望をもって (どんな希望かわからないが)荷物をもって、 タクシー乗り場に走る。

乗り場はなんとま!

長蛇の列!

日本の駅だったら30分はかかりそうな長さだ・・・。 タクシーに乗れるころには国際ターミナルのカウンターは とっくに閉まっているだろう。

これなら公共交通機関のほうがはやいかもしれない。 Eにそのまま並んでもらって、 ぼくはあちこちで情報を収集する。 電車が確実そうだ。 電車に賭けることに決めて、 タクシーの列のEの所に戻る。 列が可成りのスピードで消化されているようだ。 「これならタクシーにしたほうがよさそうだ」・・・。

10分ほど待って、タクシーに乗れた。 すでに8時をすぎている。 カウンターは閉まっているんだろうなと 思いながら、タクシーに乗り込む。 すでに守るべき時間は過ぎているけど、 とにかく全力を尽くすことにする。

 最終の最終の最終の時間を15分すぎて全日空の国際線カウンターに到着する;奇跡がおきた;ANA のお姉さんの神対応で無事に国際線に搭乗できました: [Travel]

インターナショナルターミナル到着! 8時15分だ! タクシーに支払いをすませる。 すでに最終の最終の最終の時刻より15分の遅刻だ。 それでも走る。

「ANA のカウンターはどこだ!」 「Fだ」!

二人で走ってFまで。 ANA のカウンターだ! まっくらで、 人がほとんどいない。

「○□さまですか?」と、 一つだけ開いてるカウンターから声をかけられた。 神様の声はこんな声だと思う。 「60分前に閉めようと思ったのですが、 45分前まで待ちましょうって決めたんです」と、 リーダーらしきお姉さんが話してくれる。 「じゃ、さっそく手続きしましょう」という。 まずは荷物をはかる。 それからパスポート。 最後に MySOS の確認。

無事に搭乗券を手に入れました。 涙がでそうになった。 奇跡だぁ・・・。

早足で検査場へ行く。 うしろからさっきのお姉さんがやってくる。 「わたしがいるから、もうあせらなくて大丈夫ですよ」と やさしく声をかけてくれる。 やっぱり神様だぁ・・・。

お姉さんとお話ししながら イミグレに行く。 彼女はパースで生れ育ったのだそうだ。 あれこれしゃべっている内に イミグレに到着した --- 入国時には機械との対応がうまくいかなかったけど、 今回は問題なく通過できた。

そのまま指定の搭乗口へ行く。 すぐにボーディングがはじまる。 さっきのお姉さんがアナウンスをしていた。 ぼくらは「グループ3」で搭乗する。

お姉さんに挨拶しようと思ったが、 アナウンスでいそがしくて、ぼくらには気づかなかった。

チケットをチェックしてもらったところで、 後から「ほんとによかったですね」と、さっきのお姉さん --- ちゃんと気付いてくれてたんだ。 最後の最後まで神対応でした。

というわけで無事に ANA 19 シドニー発羽田行きに 搭乗できました。 めでたし、めでたし・・・。

教訓:航空会社でトラブルにあったら、 女性職員に援助をもとめましょう!

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最終更新時間: 2025-04-28 11:09