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残日録 --- The Remains of the Day / 2024-10

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2024-10-02 Wed

 きょうの散歩のお伴は In Our Time---The Big Bang Theory のシェルダンやレナードを思い出してにやにやする: [Cinema/TV]

In Our Times の今回のテーマは Wormholes だ。

物理学の話はあたまがクラクラして気持ちがはればれする。 先生たちの頭のよさそうな話し方に感心する。

続いて、 Mitochondria を聴く。 生物学には、物理学のような心地良いショックこそないものの、 生命の複雑さんに素直に驚く。 あまりに素直すぎて、 Creationist になってしまいそうだ。

2024-10-04 Fri

 11月のインドネシア研究会での発表の原稿、「先行と階層」を大改訂することを決心した---すでに登録した題名はどうしよう・・・アワアワ: [Anthropology]

2024-11-16 に開催される KAPAL(インドネシア研究懇話会)の 研究大会で発表する原稿を作成している。 もともとは、 2016年7月にジャカルタのインドネシア大学で開催された ジム・フォックスの業績を記念する大会で発表した "Between Precedence and Hierarchy" を翻訳して発表する予定だった。

そこではジムの業績の1つ、 「先行」("Precedence") をとりあげた。 それを (ルイ・デュモンの)「階層」("hierarchy") と対比したのは、 (ジムのもと学生の一人)グレッグ・アチアイオリである。 ぼくは 1992年の本 『交換の民族誌』で、 「属性的分類」と 「関係的分類」という二つの分析概念を提出したことがある。 2016年の発表ではこの四つ (先行、階層、属性的、関係的分類)を使いながら、 フローレス島のエンデの民族誌を整理する、という作業をした。

これはこれで「記念論文集 (Festschrift)」向けの書き方でよかったと 思う。

さて、 その発表を KAPAL 用に翻訳しているうちに、 2016年版の筋は必要以上に複雑だ・・・ということに気がついた。

というわけで、 ここ数日、「先行」・「階層」を KAPAL 発表の議論から削除する作業をしていた。

ところが、 削除してしまうと、それはそれで不自然な議論の運びになっていることに 気がついた。

さて・・・どうしよう・・・

今日一日頭をかかえてしまった。

2024-10-05 Sat

 地熱発電について現地民よりの(反政府的)記事を書いていた Floresa の記者がつかまった---Foresa を受けて、Ekora NTT がニュースを発信している;インドネシアでもきちんとマス・メディアは機能しているようだ: [Flores]

このブログでも伝えてきたように、 インドネシア政府によるフローレス島での地熱発電開発に対する 地元住民による反対がつづいている。 発電事業は、 いまのところフローレス島の西側(大マンガライ、ンガダ、ナゲケオの各県)でのみ 行なわれているのだが、 フローレス島ののこりの部分も火山だらけなので、 まもなく全島に拡散してくるだろう。

地元民による声を報道してきたのが 主として Floresa という新聞社(たぶんネットニュースだけ)なのだが、 その記者が逮捕された。 Floresa 自身も閉鎖されたと聞いている。

それまであまり地熱発電の報道がなかった Ekora NTT という通信社(おそらくネット配信のみ)が、 Floresa を継いで、 さまざまなニュースを配信しはじめた。

以下、 重だった[--てっきり「主だった」と書くのだと思った--] 記事のタイトル(および URL)を、 Gemini による要約つきで記載しよう。

(1) これは Floresa 社と Poco Leok の住民だけの問題ではない; この問題はわれわれ自身の問題だ

【要約】この記事は、 インドネシアでのジャーナリストの迫害についての記事です。 記事では、 彼の逮捕とそれに続く虐待の理由について論じています。 ジャーナリストは、 地熱プロジェクトに抗議する先住民の村人を取材したことが原因で逮捕されました。 彼は殴られ、 起訴もなく拘留され、 ビデオで謝罪をすることを余儀なくされました。 警察は彼の逮捕理由をでっちあげました。 政府が支援するこのプロジェクトは、 村人の生活を脅かすものです。 ジャーナリストの所属する出版物は、 この事件を報道し、 村人を支援してきました。

(2) これが、われわれの編集長が警察に拘留されている間に起こったことだ

【要約】この記事は、 インドネシアのフローレスという地域の 報道機関「フロレサ・ドット・コム」の編集長が、 マンガラアイ県ポチョ・レオック村で行われていた抗議活動を取材中に 当局に拘束された体験談です。 記事によると、 編集長は地熱開発プロジェクトに反対する地元住民の抗議を取材中、 当局に身柄を拘束されました。 [--(注意:記事には逮捕という言葉は使われていませんが、 身柄を拘束されたことが示唆されています)--] 記事では、 拘束された編集長が暴行を受け、 何の起訴もなく拘留されたこと、 そしてビデオで謝罪をするよう強制されたことが書かれています。 また、 警察は拘束理由をでっち上げたことも述べられています。 この抗議活動は、 政府が支援する地熱開発プロジェクトに対して行われていたものであり、 記事ではこのプロジェクトが村人の生活を脅かすものであることも示唆されています。

(3) ポチョ・レオックの住民と Floresa の編集長が釈放された・・・

【要約】この記事は、 インドネシアのフローレス島で行われている 地熱発電プロジェクトに抗議していたジャーナリストと4人の村人が、 嫌がらせと拘留を受けたという記事です[S1,S3]。 政府と国営電力会社 PLN は、 14のアダット村があるポチョ・レオーク地区に 地熱発電所を建設しようとしています[S11, S16]。 村民たちは、 このプロジェクトは自分たちの土地と生活様式を破壊するとして 反対運動を起こしています[S1, S2]。 2024年10月、 地元のニュースサイト「フロレサ」の編集長であるヘリー・カブット氏が、 このプロジェクトに対する抗議を取材中に警察に逮捕されました[S4]。 警察はまた、 4人の村人も逮捕しました[S3]。 彼らは数時間拘留された後、 釈放されましたが[S3]、 ヘリー・カブット氏は数日後に釈放されるまで拘留されていました[S18]。 拘留中、暴行と拷問を受けました[S18]。 警察は過剰な力を使ったことを否定していますが[S15]、 ヘリー・カブット氏と複数の目撃者は、 警察による暴行と拷問を告発しています[S15, S18]。 インドネシア政府は、 このプロジェクトは国のエネルギー需要のために必要であると主張して プロジェクトを擁護していますが [S16]、 村民たちはプロジェクトへの抵抗を続けており、 状況は緊張状態が続いています。

以上が Floresa 自身にほる報道である。

以下は Ekora NTT 社による報道である。

(4) ポチョ・レオックから学ぶこと; なぜ政府は慣習法共同体の声を無視するのか

【要約】 この記事は、 インドネシアのフローレス島にある ポチョ・レオークの先住民による地熱発電プロジェクトへの 反対運動について論じています[S1, S2]。 先住民たちは、 このプロジェクトが 自分たちの土地と生活様式を破壊するのではないかと心配しています[S5]。 彼らは抗議活動や法的手段でプロジェクトに抵抗してきました[S3]。 しかし、 政府や企業は彼らの懸念を無視してきたとしています[S3, S4]。

この報道は、 開発と環境保護、 そして先住民の権利との間のジレンマを浮き彫りにしています。 インドネシア政府は、 エネルギー需要の増加に対応するために再生可能エネルギーの開発を推進していますが、 その一方で、 先住民の権利や環境保護にも配慮する必要があります。

(5) 「ポチョ・レオックの住民は敵ではない」、 当局による暴力疑惑にたいして ルーテンの学生たちが声をあげる

【要約】 この記事は、 インドネシアのルーテン(マンガライ県の県庁所在地)で 学生による抗議行動について報じている[S1]。 学生たちは、 ポチョ・レオークの人々に対する警察による暴力行為の疑いに抗議している[S1]。 この暴力は、 地熱プロジェクトに対する抗議行動中に起きた[S1]。 学生たちは警察による暴力と威嚇行為の停止を求めている[S7]。

(6) Floresa 社は当局による記者のヘリー・カブットへの虐待に関して、 法に訴える準備をしている。

【要約】 この記事は、 インドネシアでのジャーナリストの 逮捕と暴行疑惑について報じている[S1, S2]。 ジャーナリストは、 地熱プロジェクトに対する抗議を取材中だった[S2]。 警察はジャーナリストを逮捕し、 暴行を加えたとされる[S2]。 ジャーナリストの雇用主であるフロレサ社は、 法的措置を講じる方針だ[S2]。 インドネシア政府は、 報道の自由を尊重すべきだ[S23]。

以上。

2024-10-06 Sun

 ダラダラしているにちよおび・・・ Star Trek --- Lower Decks を観る---期待していなかったけど、なかなかに面白い; The Ship (by C. S. Forester) みたい: [Cinema/TV]

つれづれなるままに Start Trek: Lower Decks を観た(Amazon Prime)。 Start Trek からのスピンオフで、 アニメの(コメディ)シリーズだ。 期待してなかったけど、 なかなか面白い。

Bridge に代表される Upper Deck、 出世欲のかたまりの集団を支える Lower Decks の面々、という お話だ。 ちょっとだけ C. S. Forester の The Ship を思い出させる話だ。 Uppder deck にろくなやつがいないのが大きな違いだけど・・・。

関係あるかどうかは知らんが、 Star Trek の Wikipedia によれば、 Star Trek の作者は Hornblower シリーズ(C. S. Forester)からも ヒントをえているという。

2024-10-08 Tue

 インド行きのビザをオンラインで申請した;悪夢の2時間だった!---父親や母親のことやら、むかしのとったことのあるビザ番号やら、ホテルの名前をを入力しなければいけない・・・苦行だ: [Travel]

まいった、まいった。 次回に申請するときのためにメモしておこう。

インドビザ申請の KnowHow/KnowWhat

  • https://indianvisaonline.gov.in/evisa/ が申請のサイトだ。
  • インドに行ったことがある場合、その時のビザの番号、ホテルなどの情報が必要。
  • パスポートは PDF で 300K 以内(たぶん)。
  • 写真は jpeg。サイズ制限は忘れた。
  • 下のほうに7つの青いアイコンがならんでいるが、その左から2つ目のアイコン ("Apply for eVia") をクリックして申請する。
  • 何枚もページをめくるが、その都度 "Temporary ID" とかいう(名前は正確におぼえていない)文字列が示されるので、かならずメモしておく。
  • ときどきハングアップしてしまうが、やり直しは簡単にできる。
  • 7つのアイコンの左から三番目のアイコン ("Complete Partially Filled Application Form") をクリックすればいい。ただし、その際に、さきほどの "Temprary ID" (だかなんだか)を入力しなければいけない。
  • だいたい正確に入力された情報が再現されるが、100%ではないので、チェックをわすれないこと。
  • とりわけ「パキスタンに行ったことがありますか?」が毎回「YES」となっていた。

2024-10-09 Wed

 「先行と階層」のおおまかな筋を考える---なんかとんでもなくブッサイクな議論の筋になってしまった・・・: [Anthropology]

11月に KAPAL(インドネシア研究懇話会)で発表予定の 「先行と階層」をおおはばに改訂しなければいけない、ということについては、 何度か書いた。

だいたい、以下のようにしようかしらん・・・

More . . .

2024-10-19 Sat

 ニューデリーの二日目;祭が近い;マーケットをのぞく: [Summary]

きょうはニューデリーに着いて 2日目。 C、E とぼくとで 有名なマーケット( INA マーケット)にいく。

まもなくディワーリの御祭だというので、 そのための飾りをいっぱい売っていた。 ディワーリは別名「光のフェスティバル」という。 だから・・・というわけではないだろうが、 飾りはぴかぴかしている。

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2024-10-23 Wed

 ニューデリーの観光どころ、フマユーン廟に行った---遠足の女の子たちがとてもひとなつこっくて、楽しかった: [Summary]

きょうはEと二人で有名な観光名所、 フマユーン廟に行く。 その前にシークのお寺も覗いたが、 「ま・こんなもん」。

いざフマユーン廟につくと、 緑の制服をきた中学生(もしかしたら高校生)の団体、 それも女の子ばっかりが続々と入場している。 入場券をはらって、 中にはいると、 同じような団体がいっぱいいる。 遠足の女の子たちは何百人といたんじゃないかな。 それぞれが先生に統率されて、とても行儀よく行動している --- 日本の中学生や高校生ではこうはいかないんじゃないかなぁ。 すれ違うたびにニコニコして手をふってくれる。 Eに握手をもとめる子もたくさんいた。 こんな歓迎はエンデのウォロトポ村以来だ。

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廟はなかなかに印象深い。 ボロブドゥールみたいな繊細な彫刻がないのが物足りない。

2024-10-25 Fri

 AHC のディワーリ・パーティに参加した---豪華絢爛でたのしかった: [Summary]

きょうは Bくんの勤め先の AHC でディワーリのパーティがある。 ぼくも正装したら、 家の中のなんでも屋のDくんが「いいよ」と褒めてくれた。 いっしょに写真を撮る。

           
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スタッフが家族を連れて参加する大きなパーティだ。 (多分ローカルスタッフへの慰労会の意味もあるのだろう)。 インド人たちはどのひとも (ヒゲだらけの男性も)まつげがばっさばっさ。 その上に豪華に着飾って目もくらむほど。 オーストラリア人はひたすら薄い --- とても地味だ。

豪華絢爛の衣装、 美人だらけの人たちが踊るダンスは 気を失っちゃいそうに素晴らしかった。

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隣に座ってたおばあちゃんに話しかけられた。 何度か聞き直すがぜったい英語じゃない! ヒンディーだ! なんかうれしい

僕に何を聞きたかったのだろう。気になる。

2024-10-27 Sun

ニュース…「Delhi air quality persists in 'Very Poor' category, thick smog engulfs parts of city」---すごいです;いつまでも凄いです : [Category Weather]

[Visit Website The Hindu]  

まいった、まいった。 デリーの空気は、毎日毎日、 人が暮すところじゃないような数字をたたき出している。

同じ新聞だが、こんなんも --- Adopt lifestyle changes to combat pollution if you can’t leave city for a few days, advise doctors。 医者によれば、 まずは(できるならば)「町を離れろ」だそうだ。 それが出来ない人はライフスタイルを変えろという。

無料版はここまででした。 どういう風に変えるのかはお金をだしたら 教えてあげようとのこと。

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最終更新時間: 2025-04-28 11:09