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残日録 --- The Remains of the Day / 2020-07

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2020-07-06 Mon

ニュース…「「エンデの街の人たちは『五つ辻』が大好き ---みんなが噴水でセルフィー」(Pos Kupang 紙)」 : [Category NTT]

[Visit Website Pos Kupang]  

原題は Warga Ende Betah di Simpang Lima, Air Mancur Jadi Spot Selfie Favorit --- エンデの町の新しいスポットの Simpang Lima 「五つ辻」の紹介記事である。 たぶん海の近くの、たぶん、 スカルノの彫像のそばに出来た場所のようだ。 毎晩カップルや家族連れなど、 たくさんの人たちが訪れているという。 なんとも平和なニュースである。 エンデの町は "aman" (「平和」、「安全」)だ、 という情報(エンデの友達からの連絡)は まんざら嘘でもなさそうだ。

ちなみにNTT州の感染者数は118名 (インドネシアの34の州の中で 感染者が少ない方から五番目くらい)、 エンデ県のこれまでの数字は12名だが、 完治も12名であり、 入院中の人はいない。

More . . .

2020-07-08 Wed

 国際哲学学会で「三匹のハエと三人の牢屋仲間」という英語論文を発表した: [Dream]

ぼくはインドで牢屋に入れられた。 ぼくの他にあと二人が同じ部屋にいれられていた --- ハッサンとクマールという名だ。 三人はたいへん仲良くなった。 ぼくらは大の親友になった。 同値関係と呼ばれる関係がある --- それは反射律、対称律、そして推移律のすべてが 成り立つ関係である。 印象主義的に言えば日常的な「同じ」関係を 数学的に表現したものと言えるだろう。 ぼくらの間の関係はこの同値関係だ、と 三人で納得した。 三人に上下はなく、みなが「同じ」なのだ、と。

ある時ぼくらの牢屋に三匹のハエがはいりこんだ。 三匹はいつ迄も牢屋のなかにとどまった。 その内に、 ぼくらはそれぞれが「自分のハエ」をもつようになった --- ハッサンにはハッサンの好きなハエが、 クマールにはクマールのハエが、 そしてぼくにはぼくのハエができたのだ。 ハエと人間の関係に関しても、 「これもまた同値関係だ」ということで三人は納得した。 ハッサンとハッサンのハエとは「同じ」なのだ、と。

「ということは」と、 誰かがいった --- クマールだったかもしれない。 「けっきょくぼくたち六人 (ハエもまた「一人二人」と数えるとして)は みな『同じ』であり、 区別ができないんだ」と。 「この六人と、その間の関係とで 成立する数学的世界を考えることが できるだろう」 --- こんどはぼくがしゃべっていた。 場面はある国際哲学学会だ。 ぼくは 「三匹のハエと三人の牢屋仲間の同値関係」という タイトルのペーパーを読んでいた。 英語だ。 質疑応答の時間になっており、 ぼくは一生懸命へたな英語で質問に答えていた --- Let me put it this way ...

目が覚めるとまだ雨が降っていた。

2020-07-13 Mon

読了… The 40th Golden Age of Science Fiction MEGAPACK®

Robert F. Young (vol. 1) (English Edition) (Robert F. Young) [_Author-Robert F. Young][Book-SCIF][Book] ずい分前に読み始めた本だ。 日本人に大人気の『タンポポ娘』の作者 Robert Young の短編をあつめた Megapack だ(たしか200円くらい)。 どの短編もあまり有名ではないみたいだ (Wikipedia に「代表作」として載っていないの ばっかりだ)。 きのうから続きを読み始めた。 最後の三つだけだ --- More Stately Mansions --- SF なので設定を理解するまでに 時間がかかるが、 それが分かると、たいしたことのない物語にしか 思えない。 Little Red Schoolhouse --- ヤングは 「ブラッドベリに似ている」と言われるそうだが、 この物語はその通りだ。 The Other Kids --- なんだかよく分からなかった。

2020-07-16 Thu

ニュース…「ミロ論争の中でキャンベラがもっとも熱い州だ(Canberra Times 紙)」 : [Category Australia]

[Visit Website The Canberra Times]  

原題は ACT the hottest state in the MILO debate。

問題の論争とは、 ミロは冷たくして飲むべきか、 あたたかくして飲むべきか、という論争だ。 「この論争で ACT (「首都特別区」)が hottest state だ」というのだ。 とっても楽しそう --- しかし残念ながら、この先はお金をはらわなくっちゃ読めない。

[2020-07-18] 翌日の ABC News のニュースだ --- Should you drink Milo hot or cold? Poll settles infamous debate

ほとんどの州でアイス派が多数を占めているのだが、 唯一 ACT だけが「ホット派」が多数を占めているという。 タイトルは洒落だったんだ・・・。

ぼくは「ホット派」だな --- というより「Milo を冷たくして飲む」ということは、 考えたことさえなかった。 (もっとも、人生の中で Milo を飲んだことは、1回か2回しかなかったと思う。)

2020-07-18 Sat

ニュース…「スンバの県知事が強奪婚をやめるように要請する --- それは女性の人権の侵犯だ(ポス・クパン紙)」 : [Category NTT]

[Visit Website Pos Kupang]  

原題は Bupati Kornelis Minta Stop Kawin Tangkap, Langgar HAM dan Hak Perempuan、Pos Kupang 紙の記事だ。

スンバでの話だ --- 『「強奪婚は人権に反する;さっそくやめるべきだ」と県知事は語る』 という記事である。 すでに スンバ島の他の知事たち(スンバ島には全部で四つくらい県がある)との 会合でも強奪婚については話し合っており、 全面的に禁止すべきだということで合意しているという。 問題になっていた事件を読むと、 これは「文化」や「慣習」に名を借りただけの 純粋な犯罪だと思う。 エンデ(フローレス島)に 似たような慣習(「アナ・ポイ」)がある。 しかし、 「アナ・ポイ」は「強奪」の形をとっているだけで、 内容(内実)はまったくそうではない。 これは、 当事者二人の間には合意がすでにあっての上で、 両親を説得する演劇的方法なのだ。

『ラモネ神父は言う ---「強奪婚はスンバの文化ではない」と』 の 記事は、たぶん、そういうことを言っているのだろう。

Referrer (Inside): [2020-07-16-1]

2020-07-22 Wed

ニュース…「ムハマッド君の物語 --- 氷売りが息子を(大学)卒業させた;家にはラップトップなどないから、彼は卒業式にはネットカフェから参列した(Kompas 紙)」 : [Category NTT]

[Visit Website Kompas.com]  

原題は Cerita Muhamad, Penjual Es Mewisuda Putrinya dari Bilik Warnet karena Tak Punya Laptop 。

フローレス島のエンデの町に、 エンデの誇り、フローレス大学 (Universitas Flores) がある。 今年は UnFlor もオンライン卒業式を余儀なくされたという。 さて、卒業生の一人ムハマッド君はオンライン卒業式に、 家から参列ができなかった。 彼はネットカフェから卒業式に参列したのだ。 というのは家にはコンピューターがないから仕方ないのだ。 じつは、お父さんは氷売りなのだ。

うん、じつにいい話だ (^o^)/

2020-07-23 Thu

 USI ペン(Chromebook Ideapad Duet)はまぁまぁかな : [Chromebook]

Chromebook Ideapad Duet を手にいれて以来、 Duet はフルで稼動している。 Duet の一つの長所はその軽さである。 手でもって PDF を読んで、 ペンで書き込みをする・・・というのが ぼくが Duet でやりたいことの一つだ。 とは言え、 しばらくは USI ペンは入手できないと思っていた。 ところが、 HP の直販サイトで USI ペンが入手できるということが わかった。 それも6400円(税別)だ。

きょうそのペンが届いた。 さっそくLenovo Duet Chromebookの上で使ってみる。

さきほども言ったように、 ぼくにとってのペンの第一の用途は (メモを書き込みながらの)PDF の読書だ。 ぼくのお気に入りの PDF ビューアは ezPDFである。 ところが、ezPDF の上では USI ペンは(遅延がひどくて)使えない。 ペンとLenovo Duet Chromebookの相性の問題か、 それとも ezPDF との相性の問題なのだろうか。 Keep でチェックする。 Keep でのペンははほぼ問題なしだった。

それならば PDF ビューアを変えるまでだ。 いろいろ試した結果、 Squidにすることとした。 Squid については、たとえば、 Androidの手書きノートアプリは「Squid」で決まりなどに 紹介がある。

USI ペンの総評は「まぁまぁ」かな。

ニュース…「いかに東ティモールがCOVID-19に対応してきたか」 : [Category TimorLeste]

[Visit Website Pursuit]  

原題は HOW TIMOR-LESTE HAS MOBILISED AGAINST COVID-19 --- メルボルン大学のページだ。

東ティモールの現在の感染者はゼロである。 これはすばらしい数字だ。 「しかし」と記事は続く。 問題は、もちろん、これからだ、と。

東ティモールは3月には国境を閉じている。 最も影響を受けたのは海外に取り残された 留学生だった --- 政府はきちんとかれらをサポートしていたという。 (日本ではどうだったんだろう?) インドネシアとの国境の警備も厳格だった。 5月末の時点で東ティモールの感染者は24名だった --- ほとんどがインドネシアから帰国した留学生だったという。 現在、その人たちの治療も完了している。

この記事のいいところは「村の生活」について 触れているところだ。 ぼくの調査しているフローレス島(インドネシアの NTT州)もそうだが、 この辺では都市部と村落部とはまるで外国のように違うのだ。 ニュースは都市部からだけであり、 村落部がいまどんな状況なのかがまったく分からないのだ。 さて、この記事によると、 いささか紋切り型の言い方をすれば、 村では伝統的な対策と近代的な対策が行なわれているという。 長老たちは儀礼を行ない、先祖にうかがいをたてるという 形で この非常時に対応している。 同時に、ひとびとはデジタル技術で情報を収集しているというのだ。 それなりに豊かな国の西部では生活は さほど変化していないという。 村人はCOVID-19より、むしろ、雨が気がかりだという。

そして、7月の初旬には感染者がゼロになり、 国際便が(週に1便)再開されることになった。 これ迄は東ティモールは、コロナ禍にうまく対処してきたと 言えるだろう。 しかし問題はこれからである。 とりわけ 精神的な側面が大事である、と 記事は結ぶ。

2020-07-30 Thu

ニュース…「キャンベラの感染者ゼロがつづく」 : [Category Australia]

[Visit Website The Canberra Times]  

原題は No new coronavirus cases in Canberra (The Canberra Times)。

キャンベラ、がんばる!

でも気をゆるめてはいけないぞ! ビクトリア州だって(人口のわりには) 好成績をつづけていたのに、 突然あんなことになっちゃったんだから。

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最終更新時間: 2025-04-28 11:09