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ぼくの住んでいる市の電子図書館で借りた 『青銅のランプの呪い』(ディクソン・カー)を読み終わった。 ものすごく時代がかった翻訳だけど (「お嬢」・・・!)、 読んでいくうちに気にならなくなった。 (かなり努力したのだ) 冒頭から中間くらいまで、なんとなくごたごたした流れだったが、 中盤を越えてどんどん面白くなっていく。 一つ目の謎(ヘレンの失踪)がとけていくのは とても気持ちがいい! 二つめ(サバン伯の失踪)はちとごたごたし過ぎているが、 ま・許してあげる。
《More . . .》きょうはCちゃんちが帰濠する日だ。 飛行機は夜。 Eは仕事があるので、ぼくが関西空港まで送ってゆく。
晩ご飯を食べおわって7時半過ぎかな、 Cちゃんたちが早めに保安検査場に行くというので、 ぼくは 7時50分のバスに乗ることにする。 [--パンデミックの影響で空港リムジンバスの数が減っている--] EMちゃんにバイバイして、1階へ。 すぐにバスが来る。
[Visit Website 日刊スポーツ]
藤井王将が20歳絶好調。 羽生9段は52歳で、 (1年ほど前くらいかな)とうとうA級陥落している。 とうとう長い「羽生時代」が終わってしまったというのが、 今日この頃の将棋界である。
さてさて・・・
今年の王将戦の羽生はすごい。 若いころのように1年365日天才というわけにはいかないが、 一ヶ月に数回くらいの頻度で天才になれるみたいだ。 王将戦の羽生が先手番の将棋二局はすごかった。
[Visit Website Smithonian Magazine]
原題は "The Surprisingly Scientific Roots of Monkey Bars"。
100年ほど前、 プリンストン大学の数学者が、 子供たちに三次元の空間を体で感じるために、 裏庭に立方体の構造をつくったのだそうだ。 これがいまのジャングルジムの祖先なんだよ、という話だ。
ぼくは幾何はとくに苦手ではなかったのだが、 幾何が三次元の図形を扱うようになると、 頭の中が図形の回転などについてゆけず パニックになってしまった。 今でも布団にシーツをつけたりするのは大の苦手だ。
なぜだか分かった! 三次元が苦手な根本的な原因は、 ぼくの高所恐怖症なのだ。 ぼくは高いところが怖いので、 ジャングルジムに上るのは避けていた。 それが、三次元感覚の欠如を生みだした、ということなのだ。
朝のぶらぶら散歩@ネコの公園。 ひさしぶりに翡翠(かわせみ)橋のふもとに クロ1号を見たが、 キャットフードをもっていなかったので、 遠くから写真を撮るだけ。 棚田への入口のちょっと手前 (いつもはネコを見ない所)でビジョ・サバトラにあった。
散歩しながら、In Our Time の Lamarck and Natural Selection (2003-12-25)を聞く。 Epigenetics についての話がちょっと出たけど、 まだまだ際物(きわもの)あつかいされていて(2003年の放送だ)、 面白かった。 「エピジェネティックス」という言葉は イギリスの何とかいう人が作った言葉で、 その彼がどっかに「エピジェネティックス研究所」をつくったのだそうだ。 つづいて、 British Empire を聞いた。 何度か 話が大声での罵(のの)しり合い(というほどではないが)になった。 議論自身はけっこう不毛な論点をめぐってのものだ。 メルヴィンの司会能力が試されたわけだが、 まぁまぁの処理能力を示していた。
公園の出口のところで Cryptography (2004-01-29) がはじまった。 なかなか面白そうだが、 きょうの Podcast タイムはここまで。
[Visit Website The Guardian]
原題は: "It’s not Orwellian for publishers to edit Roald Dahl, just commercially savvy"
ダールの子供向けの本のいくつかが書きかえられる、 というニュースだ。 まったく知らなかったので、 いささかびっくりした。 今日の人権意識に照らして、 受け入れられないところを変えるんで、 オーウェルの描くような全体主義的国家による検閲じゃないんだよ、 という内容の記事である。 ぼくは、基本的には改訂には反対なのだが、もうすこし考えたい。 なお、 フランスでは書き換えはしないという --- Publisher of Roald Dahl books in French has ‘no plans’ for rewrite。
この記事の著者の態度は、 書き換えは(オーウェル的なものではなく) プラクティカルなもので、 「ダールの本でさえさすがに古くなった」部分を 書き換えるだけだ、と鷹揚である。 ダールの意地の悪さ(nastiness)こそが、 子供たちの大好きな点である。 [--そして、ぼくもそこが大好きだ--] その意地の悪さは損なわないようにする程度の 書き換えだという。 それならば、許されるだろうと記事の著者は主張する。
具体的な書き換え箇所は、この記事によれば、たとえば 次のとおりだ。 Mrs Twit は beastly だが、もう ugly でない。 チョコレート工場のぶよぶよの大食漢 Augustus Gloop は fat ではなく enormous となるのだそうだ。 どう書き換えするのか分からないが、 有名な、 かつらの下が禿げている魔女たち、という描写を読んで、 化学療法で毛をなくしてしまった母親をもつ子供たちはどう 考えるのだろう、という告発の文章もあった。
記事の著者が強調したいのは、 「子供の本だから」という点だろう。
閑話休題(さてさて)・・・
ロフティング (Hugh Lofting) の 『ドリトル先生』(Doctor Dolittle) シリーズがアメリカでは 読めなくなっていたが、 子供たちにとってそれは不幸なことだ・・・と思っていた。 Wikipediaを見ると、 1997年以降にアメリカで『ドリトル先生』シリーズの 書き換えがおこなわれているという。 (日本の場合は、書き換えには応じていないという。)
この『ドリトル先生』の事例をみると、 「書き換えもありかな」とも思う。 ただし、『ドリトル先生』の場合は「黒人差別」という、 ある程度「固い事実」としての差別が問題になっている。 [--ただし、Hugh Lofting に「悪意」はない。--] それならば「書き換えもしょうがないかな」とも思う。 それに対して、ダールの場合は「でぶ」とか「はげ」とかの 「柔らかい事実」としての差別だ。 二つは決定的に違うと思う。 (わたしの論文、 「不倫と肥満 --- 責任の人類学」を参照のこと)
なお、蛇足だが、 ダールが反ユダヤ主義者だというのは、 はじめて知った。 しかし、 彼の本の中に反ユダヤ主義がしのびこんでいるわけではないので、 今回の「書き換え問題」脈絡では関係がない事実だ。
《More . . .》きょうの In Our Time は、 Dreams (2004-03-04) だ --- 神経科学の人たちによる議論である。 その内の一人が Ramachandran (『脳の中の幽霊』の著者)だ。
フロイトの夢解釈は、思った以上に正しい方向なのである、という。 ふーん。
また REM と夢は関係ない、というのも新しい話だ。 たしかに REM の人を起こすと80%の確率で夢を見ているというし、 REM でない人を起こすと夢を見たいない(10%の確率で夢を見ている)という。 しかし、両者が無関係であるという決定的な証拠は、 夢を見れない疾患(そんなのがあるんだ)の人にも REM は あるという事である(そうだ)。 人類以外の哺乳類も夢を見るか、というメルヴィンの質問に、 「犬には聞けないので、答えはでない」という回答がおかしかった。
つづけて、 Superconductivity(超伝導)(2023-01-26) を聞く。
「超伝導って永久運動みたい」と思っていたのだが、 この比喩をだれも使わなかったので、 がっかり。
超伝導の説明の1つとして有力なのが、 それを 量子デコヒーレンスのマクロレベルでの現れと 見る見方であるという。 なんか分かりそうで、 いまいち分からん。
アメリカの殺し屋、 およびそれを追い掛けてきた FBI の人間が、 フランス語さえもしゃべれないくせに、 パリを我が物顔にのし歩く。 メグレは腹がたって、腹がたってしようがない。 いじけ刑事のロニョンが、 メグレを更にいらいらさせる。 もっとも冷静に見れば、わるいのはメグレだ。 メグレの歯ぎしりの音が聞こえてきそうな展開で、 にやにやしてしまう。
さいごの最後に、 メグレの癇癪(かんしゃく)大爆発! 犯人をかくまっていただけのアメリカ人の おばちゃんがメグレに怒りをぶちまけていたが、 正しいのはおばちゃんだ (^_^)
ネコの湧き出る公園を散歩したが、 一匹のネコさんとも出会えなかった。
きょうの In Our Time は Theories of Everything (2004-03-25)だ。 「大きなモノ」の理論(相対性理論)と 「小さなモノ」の理論(量子力学)とが矛盾する。 これをいかに統合するか、が 物理学のなかの "Theory of Everything" と名付けられる領域の仕事である。
最先端物理学の話を聞くときにいつも覚える 心地良い難解さだ --- 頭がくらくらする。 睡眠にさそう音楽のようだ。
統一理論の(いまのところ唯一の)候補である ストリング理論については、 (あたり前だが)通りいっぺんの説明しかなかった。 [--これ以上説明されると、頭がついていかないだろうと思う--]
番組の終わりの方で emergence (創発)について みなが語り始めたのが面白かった。 Emergence とは、たとえば、 水素と酸素をあわせると、水素とも酸素とも全く違う属性をもつ もの(水)ができる現象のようなものを指すことばだ。 ほかにも、〈動物から人間への遷移が還元主義的な議論 (「じょじょに移行した」)ではうまくいかない。 それは突然起こったのだ〉といった議論も創発の議論である。 自然科学者が忌み嫌うタイプの 説明である(とぼくは思っていた)。 それを科学の尖兵、物理学、 それの最先端の量子力学のひとたちが語るのを聞くのは 不思議な感じがする。
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最終更新時間: 2025-04-28 11:09