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Book - 残日録 --- The Remains of the Day

最終更新時間: 2025-04-28 11:12

2024-09-21 Sat

 就寝時の読書、きょうはこわいこわい『高野聖』---一気読み: [Book]

就寝時のベッドの中の読書、 きょうは『高野聖』(泉鏡花)。 蛭の部分は噂に知ってはいたが、 「こわいもの見たさ」だ。

蛭の箇所は聞きしにまさる迫力でした。 体のそこら中が痒くなった。 そして、清流で体をあらったときの気持ち良さ、 もうこのままで。[--鏡花の文体のものまね--]

2024-09-09 Mon

 本として買った Towards Zero を読みはじめた---既読だった!うれしい再会: [Book]

BBC のラジオドラマでたのしんだ クリスティの Towards Zero (本)を購入した。

最初に判事トレヴィスのエピソードからはじまる。 「あれ、ここで出てきちゃうと、もしかしたら殺されないのかも」・・・

次の章はマクワーターの紹介だ。 「ラジオドラマとちょっと違うけど、ま・こんなもんかな」

三番目ではバトル警視 (superintendent Battle) が登場する。 娘が学校で問題を起こしたので、 両親が学校に呼ばれるところだ。 「あ!」

すべて思い出した。既読です。 でも、楽しく再読できそうだ!

ラジオドラマが、 原作をどう変えたのか考えながら読み進めることとしたい。

2024-07-12 Fri

 『太陽から三番目』を読んでいる---「恋人クン」、とてもとても きもちわるかった・・・: [Book]

リチャード・マシスンの 『太陽から三番目』 (マシスン 2021) を市立図書館(電子図書館)から借りた。 初期SFの頃の作家の短編集だ。

第1作は「モンスター誕生」 --- いい意味でも悪い意味でもSF初期の作品だ。 筒井康隆風。こわかった。 「魔女の戦争」もよく似たアイデアだ。

「白絹のドレス」は、 「モンスター誕生」と「魔女の戦争」を足して二で割ったような作品。 怖い! 「太陽から三番目」は初期SF風にありがちの ワンアイデアストーリー --- つまらない。 「ゴルゴタへの旅」はつまらない。 キリストもけっきょく新興宗教の山師、というはなしの方が よっぽでおもしろかったのだが。

「旅芝居の火星人」、うん。 不気味だ。 他のSFとはちと違っていると思う。

「異星の恋人クン」、 怖かった。ほんとうに怖かった。いちばん怖かった。 スティーブン・キングみたかった。

「我が家は宇宙船」、 途中で映画俳優への言及があるのがおもしろかった。 「ピーター・ローレ (Peter Lorre)のように不気味な」 管理人がでてくる。 調べてみた・・・「あ!あいつだ」。 ぼくがとても好きな役者だ。 『カサブランカ』にも、 『マルタの鷹』にもでてくる。 あの自信なさそうな男だ。 彼は、「不気味」とは全然違う雰囲気をかもしだしている。 ピーター・ローレのイメージは、むしろ、やはりぼくの大好きな俳優、 ジョン・カザーレと重なる。 『ゴッドファーザー』のアルパチーノの頼りないほうのお兄ちゃん、 『狼たちの午後』[--原題 Dog Day Afternoon の方がぴったり--] にでてくる アルパチーノ率いる銀行強盗団の中の足手纏いの男だ。 とくに『狼たちの午後』は泣いちゃう。

ストーリーはワンアイデアストーリーだ。 それもあまり面白くないアイデアだと思う。 [--SF初期のワンアイデアストーリーは、当時は、おもしろかったのだろうと思う--]

とは言え、総じて、とても楽しめるSF短編集だった。 ぼくは最近のSF(「ハードSF」は除く)はあまり楽しめない。 ぼくが好きなのは初期、黄金期あたりだ。

2024-03-23 Sat

 『ROCA』とその続編『花の雨が降る』(いしいひさいち)を一気よみ。ほお・・・っ。---漫画で感動したのは『パーマネント野ばら』以来かしらん。: [Book]

なかなか寝つかれないので、 買ったばかりの『ROCA』を読んだ。

じ〜〜ん。

ミノがいとおしい。

いしいひさいちのギャグセンスは大好きだった。 不覚なことに絵のうまさに全然気がつかなかった。 ストーリー漫画は絵が下手で、 ギャグ漫画は絵が上手なのは当り前なのだが、 いしいひさいちがこんなに上手だとは気がつかなかった。 時々でてくるロカの美人画も捨てがたいが、 ミノのアップ、背景なしのアップがとてもいい。

つづけて『花の雨が降る ROCA エピソード集』を 読む。 これらのエピソードで、 ROCA のストーリーが より濃い色で浮かびあがってくることになる。

「そうか、こんな続編の書き方があるんだな・・・」

『花の雨が降る』は唐突に、そして衝撃的に終わるのだが、 それによって『ROCA』の不思議な終わり方に光を あてることになる。

しばらく ちあきなおみを聴いて余韻を楽しんだ。

2024-03-03 Sun

 電子図書館から借りた『発狂した宇宙』を読んでいる---初めて読んだ、クラシックは楽しい;筒井康隆に羨ましがられてしまった: [Book]

ひさしぶりに市立図書館(電子図書館)で 本をかりた。 フレデリック・ブラウンの 『発狂した宇宙』  だ。 買ったばかりの iPlay50 Pro Mini NFE で本を読んでいる。

以下、ほんのちょっとだけ spoiler (「ネタバレ」)っぽいところがあるので、 要注意。 犯人をばらすとか、そんなだいそれたもんではないです。

More . . .

2023-12-25 Mon

 Wombles to the Rescue (by Elizabeth Beresford) を読み終わった---The Borrowers みたいな面白さ: [Book]

きょうは一日中 現実逃避 --- 朝から Wombles to the Rescue (Beresford 2012) を読んでいる。 The Wombles の第1巻を (Kindle ではなくほんとうの本 [--「なま本」「実本」?--] を)注文したのだが、 なかなか来ないので Kindle 版でこの巻(全6巻中の第5巻)を購入したのだ。 イギリスのウィンブルドン広場の地下に住んでいる 不思議な動物、 ウォンブルの物語だ。 彼らはうさぎのように穴 (burrow) で共同生活をしている。 ウィンブルドン広場に落ちている廃品を回収して、 ブリコラージュを楽しんでいる。 いろんな発明がでてきておもしろかった。 ちょっと The Borrowers (『床下の小人たち』)に 似ているところがある。 尤もウォンブルのブリコラージュは、概して 「小人たち」よりスケールが大きいかも。 ウェリントン(勉強好きの若いウォンブル)が作った oil rig (石油掘削装置)が どんなものか気になってしょうがない。 これがきっかけで、 挿絵がほとんどない事に気がついた --- これならシリーズの残りは Kindle でいいかも。

2023-09-17 Sun

 『プロジェクト・ヘイル・メアリー』(ウィアー)、途中で本を置けなくなってしまう!---いままで読んだSFのうちのベスト中のベストだ!: [Book]

2014年に入院したとき、 『火星の人 (ハヤカワ文庫SF)』 (ウィアー 2014) を読んだ。 たいへんに感動した。 数年後に同じ著者、ウィアーの第2作、 『アルテミス(上)』 (アンディ・ウィアー 2018) (および『下』)を読んだ --- ちょっとがっかりした。 つまらない訳ではない。 饒舌口語体は一人称主人公が女の子でもいっそう磨きが かっていた。 ただ・・・。

そして第3作、『プロジェクト・ヘイル・メアリー』! これはすばらしい! [--なお、「ヘイル・メアリー」はアメリカンフットボールで、 タイムアップぎりぎりでいちかばちかで投げる盲滅法のパスのことだという。--]

物語は主人公の目覚めからはじまる。 ある意味、 Triffid (『トリフィドの日』)の不気味な 冒頭と似ている --- 『トリフィドの日』の主人公は目をさますと、 何も見えない。 どうやら病院のようではあるが、まわりに誰もいない。 いったい何が起きたのかを 主人公が(文字通り)手探りで発見していく過程は とてもスリリングだ。

さて、『プロジェクト・ヘイル・メアリー』だ。 主人公が目をさますと、 彼のまわりには誰もおらず、 そして記憶がないという状況なのだ。 せまい部屋の中は不思議な状況だ。 環境から得られる限られたデータからいろんなことを科学的に推論すると同時に、 記憶がすこしづつもどってくる。

物語の背景を全部書いてしまいたいのだが、 それを発見してゆく過程 (それを主人公が発見してゆくのを、ぼくらが見てゆく過程) を楽しむのが、物語の前半部の醍醐味なので、 それについてはここに書くわけにはいかない。 最も重要は背景を一つだけバラしてしまおう --- ある大事件だ。 それは・・・言おうかな・・・言っちゃっていいのかな・・・ やっぱりやめよう・・・でも言いたい・・・

それは、 --- やっぱり言ってしまお! --- なんと・ま、太陽が病原菌に感染してしまった!という事件なのだ。 ここで確認しておきたい・・・ この小説は『ドラえもん』みたいなんじゃなくって、 ハードSFだ。

さて、主人公がある程度まわりの状況を、 そして 自分が何をしなくてはいけないかをそれなりに理解した時点で、 もう一つの大事件が起こる。 あ・言ってしまいたい! ・・・「でもそれを言っちゃぁおしまいだよ」・・・。 あ・言いたい、言いたい。

この第2の大事件のあと、 主人公は、さまざまな謎を(観察と実験と推理で)解き、 さまざまな難局をのりきる。 この乗り切りかたがまた素晴しいのだ・・・ あ・言いたい!言いたい!

「今迄読んできたSFで一番面白い!」と自信をもって言える。

推理小説としてもベスト3にはいると思う。 [--最近の「推理小説」には推理がないのが多い--]

ウィアーの次作がよみたい!

ぼくも小説が書きたい!

2023-08-25 Fri

 『ドリトル先生の動物園』を読み終わった---この話も、あの話も面白い: [Book]

『ドリトル先生の動物園』 (Hugh Lofting 2000) を読みおわった。 生まれついてのお話上手っているんだなと思う。 これでもう10回くらい読んでいるのだが、 何回読んでも面白い。

スティーブン・キングに並ぶ才能だと思う。 ロフティングは、ストーリーそのものが面白い。 キングはストーリーも面白いのだが、 それ以上に、その語り方が上手なのだと思う。

2023-08-22 Tue

 『ベケットと「いじめ」』を読み終わった---演劇論としても、哲学の書としても、抜群だ: [Book]

『ベケットと「いじめ」』 (別役 実 2005)を読み終わった。 一度読んだときにも感心したけど、 今回、あらためて素晴しい本だと思った。

別役による、この本のメインテーマ、 「いじめ」とベケットの不条理劇の分析は 「素晴しい」の一言につきる。 その才能がうらやましい。 その分析の評価は、後日ゆっくり語りたい。 今日は、この本の周辺の周辺のテーマである 「なぜ不条理劇がぽしゃったか」にの議論を感嘆に紹介しよう。

この議論は本の中で二回にわけて書かれている。 冒頭、別役は(いささか印象論的に) 演劇というものは、 方法論化できる20 %の部分と その他の80 %の部分とに分けうると主張する (もちろん数字は単なる「イメージ」だ)。 1960年代は演劇の方法論が盛んに議論された時代である。 だからこそ、その時に、演劇の方法論が演劇となったような (ベケットに代表される)不条理劇が流行ったのだと別役はいう。 これが冒頭の部分である。 議論はこの後、1980年代に起きた実際のいじめ、 「富士見中学」事件へとうつる。 その分析がおわったあと、 そのいじめ事件の構図がじつはベケットの劇の描く構図と そっくりだよ、という後半の議論が始まるのだ。 そして、すばらしいベケットの劇の分析を終えたあと、 でもベケットに代表されるような所謂「不条理劇」は今日 ほとんど上演されないと、彼はつづける。 60年代の特殊な状況ならともかく、 こんなつまらない劇に金をはらってまで見にくる客がいないから、と いうのだ。

いやぁ、痛快きわまりないですね。

ポイントはさきほどの80 %、20 %議論なのだ。 要は、より重要な80 %の部分、これは「公の部分」であり、 この部分を無視した、 いわば演劇の方法論が演劇になってしまったような 不条理劇には見世物的な魅力がな全くいというのだ。 繰りかえそう・・・ そんな劇はつまらなく、客が入らないのだ。

ダントーのさまざまな議論 (『ありふれたものの変容』とか『芸術の終焉のあと』とかの議論) に対してぼくが持つ不満、 それは現代芸術(とくに美術 fine art)に対してもつ 不満と同じなのだが、 その不満を、別役は見事に描写している。 そう、 「芸術の方法論」は面白いが (その意味で、ぼくはダントーの本は好きだ)、 「でもそれだけでは芸術じゃないんだ。 見世物的要素こそがより重要なんだ!」と、 ぼくは叫びたかったのだ(と別役が教えてくれた)。

ぼくは言いたい、「現代芸術にはオチが必要だ!」と。 それでこそ「金のとれる」芸となるのだ、と。

あらたな問題は・・・ 演劇では「方法論だけの演劇」がすたれたのに、 美術では「方法論だけの美術」(最たるものはコンセプチュアルアートだろうか) が、 まだまだ隆盛を極めているという不思議さだ。 あんなつまらないモノに、人々はまだまだ金を払っているのだ。

たぶん、この不思議さ自身が、 別役の「80 %、20 %議論」の正しさを証明しているのかもしれない。 すなわち、この不思議さの原因は、、 美術に「公」の部分が少ないことなのだ・・・ということだ。

2023-07-31 Mon

 Charles Sheffield の Cold As Ice を読み終わる---最後の100ページは一気読みだった: [Book]

やっと読み終わった。

冒頭、別々の場所での別々の物語が淡々とつづく。 謎もなければ、スリルもないので、 「先をいそぐ」気分がまったく起きない。 物語も中盤を過ぎて、 どうやら木星の衛星エウロパを開発しようとする 大金持ちモバラクと、 それを阻止して、 エウロパの自然系をそのままに残そうとする役人ヒルダ・ブラントの 間の葛藤が軸になるのだと分かって、 やっと読書のスピードが少しだけあがった。 じっさいに動きまわるのは、 彼らより一世代若い、若者たちだ。

登場人物がエウロパに集結したあたりから、 物語のスピードが一気にあがり、 ぼくの読書のスピードも一気にあがった。 問題は、あまりに長い時間をかけて読んでいたので、 最初の頃の状況をまったく忘れていたことだ。 Kindle 読書のいい点の1つ、簡単に検索できるという点を利用して、 過去にもどって、 曖昧な記憶しかない人名とその人にまつわるエピソードを確認していった。 そうやって、本の中をあちこち飛び回る中で、 物語のプロローグで描かれる25年前の小さなエピソードが、 じつは、この物語全体を支配していることにやっと気がついた --- 「そんなエピソード、とっくに忘れているよ!」

物語の最初からでているのだが、 物語には積極的にはかかわらない不思議な人物、 バット(ほんとの名前は Rustum Battachariya)が、 最後の最後で「名探偵」となるという展開はなかなか小気味がいい! ポワロのように、 関係者全員を呼びつけて、 バットがすべての謎をとくのだ。

・・・

最後は一気読みだったのだが、 つぎの巻(これは三部作だ)を読む気力はない。 The McAndrews Chronicles で彼に出会ったときの感動はうすれてしまった。

2023-07-11 Tue

 アセルスタンシリーズの17番目、Pilgrimage to Murder を読み終わった---息もつかせぬ展開!たのしめました: [Book]

[15:05:45] A Pilgrimage to Murder (The Brother Athelstan Mysteries Book 17) (English Edition) (Doherty 2022) を読みおわった。 最後の50ページほどは一気読みだ。 勢いで、すぐに続く18巻、 Mansions of Murder,The: A Medieval mystery (A Brother Athelstan Medieval Mystery Book 18) (English Edition) (Doherty 2017) を買ってしまった。

1831年。 The Greate Revolt は、けっきょく、 たいした成果もあげずにぽっしゃってしまった。 「大革命」の間おそれおののいていた領主たちは、 ここぞとばかりに 反乱軍の残党を徹底的に殲滅させる。

さて・・・

アセルスタン (Athelstan) は 教区民とのカンタベリーへの巡礼を計画していた。 [--調べてみたらロンドンから 100 km ほどだ。日本橋から箱根くらいである--] そこに摂政ジョン (John of Gaunt) の懐刀、 秘密の宰相、チボー (Thibault) に近い役人、 メファン (Mephan) が (ともの2名といっしょに) とある酒場・兼・宿場で殺されたというニュースがまいこむ。 アセルスタンとサー・ジョン(クランストン (Cranston))は チボーに呼ばれ、捜査にあたることとなる。

メファンの事件は連続殺人事件の様相をていしてくる。

一方、巡礼には希望者がどんどん増えてくる。 今回の捜査で医師として加わっている(スペイン人の) Giole(ヒオレ)が、 その家族(妻と娘と息子)とともに参加したいと 申し出る。 さらにチボーとその一味も参加することとなった --- カンタベリーにおいてスペイン人の一団と会う 予定があるというのだ。 摂政ジョンにはカスティリア王国の王位を継ぐだけの 系譜的な繋りがあるのだが、 その可能性についての秘密の会談らしい。 さらに、 女性たちと醜聞をおこした 神父、グレゴリオ (Gregorio) をも 引き受けなくてはならなくなった。 この好色で社交的なな神父がなかなかいい味だしている。 あの美しい未亡人ベネディクタさえ、 彼のおもしろおかしい話に聞きいっているのだ。 アセルスタンもいらっとしただろう。 かくして、 大勢の信徒たち、および便乗者たちとの 巡礼がはじまる。

巡礼の最初の夜にあらたな殺人が起きる。 一行は、その謎を解くまでその宿に留まることとする。 捜査の中で、 アセルスタンが何度も襲われる。 暴力描写が、ちょっぴし Dick Francis っぽくなっている。

このあたりから物語は急転直下で、 結末にむかって進む。 ついつい夜中まで読み進めてしまった。

あ・面白かった。

2023-05-17 Wed

 『19世紀イタリア怪奇幻想短篇集』読了---「三匹のカタツムリ」だけおもしろかった: [Book]

『19世紀イタリア怪奇幻想短篇集』 (橋本 2021) の 最後の作品、「三匹のカタツムリ」を読む。[11:06] やっと面白い物語に出会った。 中世の艷笑譚みたいで、たのしく読んだ。 これで読了。 ★ をあげるとすれば ★★1/2 かな。

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