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Book - 残日録 --- The Remains of the Day

最終更新時間: 2025-06-13 12:28

2023-07-31 Mon

 Charles Sheffield の Cold As Ice を読み終わる---最後の100ページは一気読みだった: [Book]

やっと読み終わった。

冒頭、別々の場所での別々の物語が淡々とつづく。 謎もなければ、スリルもないので、 「先をいそぐ」気分がまったく起きない。 物語も中盤を過ぎて、 どうやら木星の衛星エウロパを開発しようとする 大金持ちモバラクと、 それを阻止して、 エウロパの自然系をそのままに残そうとする役人ヒルダ・ブラントの 間の葛藤が軸になるのだと分かって、 やっと読書のスピードが少しだけあがった。 じっさいに動きまわるのは、 彼らより一世代若い、若者たちだ。

登場人物がエウロパに集結したあたりから、 物語のスピードが一気にあがり、 ぼくの読書のスピードも一気にあがった。 問題は、あまりに長い時間をかけて読んでいたので、 最初の頃の状況をまったく忘れていたことだ。 Kindle 読書のいい点の1つ、簡単に検索できるという点を利用して、 過去にもどって、 曖昧な記憶しかない人名とその人にまつわるエピソードを確認していった。 そうやって、本の中をあちこち飛び回る中で、 物語のプロローグで描かれる25年前の小さなエピソードが、 じつは、この物語全体を支配していることにやっと気がついた --- 「そんなエピソード、とっくに忘れているよ!」

物語の最初からでているのだが、 物語には積極的にはかかわらない不思議な人物、 バット(ほんとの名前は Rustum Battachariya)が、 最後の最後で「名探偵」となるという展開はなかなか小気味がいい! ポワロのように、 関係者全員を呼びつけて、 バットがすべての謎をとくのだ。

・・・

最後は一気読みだったのだが、 つぎの巻(これは三部作だ)を読む気力はない。 The McAndrews Chronicles で彼に出会ったときの感動はうすれてしまった。

2023-07-11 Tue

 アセルスタンシリーズの17番目、Pilgrimage to Murder を読み終わった---息もつかせぬ展開!たのしめました: [Book]

[15:05:45] A Pilgrimage to Murder (The Brother Athelstan Mysteries Book 17) (English Edition) (Doherty 2022) を読みおわった。 最後の50ページほどは一気読みだ。 勢いで、すぐに続く18巻、 Mansions of Murder,The: A Medieval mystery (A Brother Athelstan Medieval Mystery Book 18) (English Edition) (Doherty 2017) を買ってしまった。

1831年。 The Greate Revolt は、けっきょく、 たいした成果もあげずにぽっしゃってしまった。 「大革命」の間おそれおののいていた領主たちは、 ここぞとばかりに 反乱軍の残党を徹底的に殲滅させる。

さて・・・

アセルスタン (Athelstan) は 教区民とのカンタベリーへの巡礼を計画していた。 [--調べてみたらロンドンから 100 km ほどだ。日本橋から箱根くらいである--] そこに摂政ジョン (John of Gaunt) の懐刀、 秘密の宰相、チボー (Thibault) に近い役人、 メファン (Mephan) が (ともの2名といっしょに) とある酒場・兼・宿場で殺されたというニュースがまいこむ。 アセルスタンとサー・ジョン(クランストン (Cranston))は チボーに呼ばれ、捜査にあたることとなる。

メファンの事件は連続殺人事件の様相をていしてくる。

一方、巡礼には希望者がどんどん増えてくる。 今回の捜査で医師として加わっている(スペイン人の) Giole(ヒオレ)が、 その家族(妻と娘と息子)とともに参加したいと 申し出る。 さらにチボーとその一味も参加することとなった --- カンタベリーにおいてスペイン人の一団と会う 予定があるというのだ。 摂政ジョンにはカスティリア王国の王位を継ぐだけの 系譜的な繋りがあるのだが、 その可能性についての秘密の会談らしい。 さらに、 女性たちと醜聞をおこした 神父、グレゴリオ (Gregorio) をも 引き受けなくてはならなくなった。 この好色で社交的なな神父がなかなかいい味だしている。 あの美しい未亡人ベネディクタさえ、 彼のおもしろおかしい話に聞きいっているのだ。 アセルスタンもいらっとしただろう。 かくして、 大勢の信徒たち、および便乗者たちとの 巡礼がはじまる。

巡礼の最初の夜にあらたな殺人が起きる。 一行は、その謎を解くまでその宿に留まることとする。 捜査の中で、 アセルスタンが何度も襲われる。 暴力描写が、ちょっぴし Dick Francis っぽくなっている。

このあたりから物語は急転直下で、 結末にむかって進む。 ついつい夜中まで読み進めてしまった。

あ・面白かった。

2023-05-17 Wed

 『19世紀イタリア怪奇幻想短篇集』読了---「三匹のカタツムリ」だけおもしろかった: [Book]

『19世紀イタリア怪奇幻想短篇集』 (橋本 2021) の 最後の作品、「三匹のカタツムリ」を読む。[11:06] やっと面白い物語に出会った。 中世の艷笑譚みたいで、たのしく読んだ。 これで読了。 ★ をあげるとすれば ★★1/2 かな。

2023-05-11 Thu

 『裏切りの塔 G・K・チェスタトン作品集』を読み終わった---未読の本だった。すごかった。「高慢の樹」はさいこう!: [Book]

市立図書館の電子図書館で借りていた 『裏切りの塔 G・K・チェスタトン作品集』 (チェスタトン 2021) を読み終わった。 チェスタートンの小説で未読のがあったのが (もしかしたら読んでいて忘れていたのかもしれないが) うれしい。 とくに最初の「高慢の樹」はすごかった。 イタリアに住んでいるアメリカ人、シプリアン・ペインターが狂言回しだ。 大地主ヴェインの家に招かれた彼は、 彼がこの地でみつけた詩人、トレハーンを同伴する。 待っていたのはヴェインとその娘、バーバラの他に、 アッシュ弁護士とブラウン博士という面々だった。 ヴェインは、 彼の先祖が植えたという「孔雀の木」に関する当地の 噂話を語る。 この地の人々はこの木を忌み嫌っている。 村の人たちは、村に起こる不幸をことごとくのこ木のせいにする。 ペインターは、 その木の前半生を語る奇譚を披露する。

傲慢な詩人トレハーンとその他の男たちの間の 口にはだされない不和、 その詩人に魅きつけられている様子のバーバラ・・・。 登場人物もほどよく配置され、物語はすすむ。 さて、 再び同じ面子であつまったとき、 大地主、ヴェインが、 孔雀の木がなんでもない、ただの木であることを 証明するために木の上で一晩すごすという。 ところが、 ヴェインが行方不明になってしまうのだ。

残りのページで、 高慢の木による「殺人事件」の真相があばかれてゆく。 たまたま『19世紀イタリア怪奇幻想短篇集』 (橋本 2021)を読んでいたので、 チェスタートンにまんまとひっかかってしまった。

あ・・・おもしろかった!

それに比べると最後の「裏切りの塔」は、 むだに登場人物が多くて、 なにが問題になっているのかよくわからなかった。 もう一度読んで、やっと「奇抜な殺人方法」の解明が問題になっていたことが わかった。 登場人物、多過ぎ!

2023-05-02 Tue

 『フルハウス 生命の全容 --- 四割打者の絶滅と進化の逆説』を読み終わった---「生物は進歩しない」の議論は素晴しい;さいごの「文化は進歩する」は信じられないほどにセンスのない議論だ: [Book]

『フルハウス 生命の全容ー四割打者の絶滅と進化の逆説』 (グールド 1998)を読み終わった。

そのテーマとは、 進化はランダムで、トレンドは存在しない、ということだ。 それを何度も何度もいろいろな角度から説明している。 なかなかに説得的だ。

四部構成だが、 第3部の「妥当な打者 四割打者の絶滅と野球技術の向上」は読まずに飛ばした。 テーマとしては同じことが繰り返されるだけだろうので、 野球について蘊蓄を聴かされるのはつらい。

2023-05-02 Tue

 『メグレと殺人者たち』(シムノン)を読み終わった---前半はなんとなく心あたたまる雰囲気で(メグレものにはめずしらい);いったん犯人たちの顔が見えてくると、メグレが彼らをつかまええる迄安心できず・・・徹夜で一気に読み終えてしまった: [Book]

『メグレと殺人者たち』 (2013)を読み終えた。 読み始めたとたんに Rowan Atkinson のメグレものの 一つだとわかった。

あ・つかれた。 いままで読んだメグレの最高作だと思う。 狂気のマリアがすごい・・・。

2023-04-29 Sat

 The Great Revolt (by Doherty) を読み終わった---アセルスタンはドミニコ会の修道院に呼ばれ、教区から離れる;反乱軍はロンドンに流れ込む;ロンドンは死体や首でいっぱいだ;反乱軍の目標となっている筈の盟友サー・ジョンはどこにいる?;教区の人たち、とりわけ美しきベンディクタの運命は?;後半部は一気読みでした: [Book]

The Great Revolt (Doherty 2022)を読み終わった。 アセルスタン修道士シリーズ第16巻だ。 数巻前からあちこちでおきる農民の叛乱 (The Great Revolt)が物語の背景にあったが、 今度は叛乱の真っ只中(1381年6月)の物語である。

物語はドミニコ会の修道院からはじまる。 反乱軍はロンドンを包囲しており、いつでも入ってこれる状況だ。 院長から命ぜられた仕事をすべく、 アセルスタンはその修道院に滞在しているのだ。 そこはアセルスタンが教育を受けた場所である。 現在の王、リチャード二世(14歳)が、 彼の曾祖父エドワード二世を聖人に列したいという希望をもっており、 その調査を当該の修道院全体で行なっているところである。 調査チームの一員であるブラザーが殺されるという事件が起こる。 この殺人事件(およびそれに続くいくつかの殺人)を解くのが、もちろん、 アセルスタンに任されることになる。

反乱軍はとうとうロンドンに入りこみ、 役人、裕福な商人、外国人などを殺戮していく。 ロンドンの町は死体や首でいっぱいだ。 もはやロンドンは気軽に歩ける場所ではない。 そしてそこここで暴力が爆発する。 修道院に閉じ込められたアセルスタンには、 盟友サー・ジョンがどこにいるのか、 さては死んでいるのかさえも分からない。 さらに気がかりなのは、 彼の教区の人たちにどのような運命が降りかかっているのかということだ。 反乱軍の中で重要な地位をしめている男たちはどうしたのか。 美しい未亡人、ベネディクタはどうしているのか・・・。

物語は、 修道院の中の一連の殺人事件と、 それを取り巻く歴史的な叛乱という二つの流れの中を うねりながら進んでいく。 後半になると、一気よみだった。

これまでは「物語をいろどる可憐な花」でしかなかった ベネディクタの大活躍が嬉しかった。 拍手したくなってしまった。

2023-04-11 Tue

 『メグレと消えた死体』を読み終わった---不機嫌メグレのめちゃめちゃな捜査;こんな警察にだけはつかまらないようにしなくては・・・: [Book]

『メグレと消えた死体』 (2012) を読み終わった。

メグレのもとに、 かつて彼が尋問をしたことのある女、 のっぽのエルネスティーヌが尋ねてくる。 その女を連行したのは、メグレがまだ若いころだ。 女はベッドの上で真っ裸になり、 メグレについていこうとはしなかった。

「わたしは自分ちにいるんだ。 暑いでしょ、 わたしには真裸になる権利が あるわ。

このままの格好であんたについてこいって言うんなら、 わたしはいっこうにさしつかえないわね」

少なくとも十回、彼は繰り返した。

「服を着ろ!」

うまい書き出しだなぁ・・・…

彼女によれば、 夫のアルフレッドが盗みにはいった家で死体を見たというのだ。 アルフレッドは巻きぞえを怖れて行くえをくらましている。 アルフレッドをつれもどすためにも、 是非ともこの殺人事件をメグレに解決してほしいというのだ。

アルフレッドの入った家はわかっている。 そこに住んでいるのは歯科医のギヨーム・セールと、 彼の年老いた母だけである。 数日前に家を出たというギヨームの妻が、 おそらくその死体なのだろう。 容疑者、ギヨーム・セールはメグレとおなじ重量級だ。 「トルコ人みたいな」巨大な男、ギヨームは、 メグレのどんな脅しにもまったく動じない。 彼を守る「修道女のような老女」も、まったくみじろぎもしない。 通常の脅しがきかないので、メグレはいらいらする。

有罪を確信しているメグレは、 徹底的な心理戦をしかける。 これ見よがしに刑事が彼を監視する。 鑑識が、違法すれすれ(というより違法そのもの)で ガレージに駐車している彼の車を検査をする。 ところが、 ギヨームは、この心理戦にもびくともしない。 日々不機嫌になっていくメグレに、 部下たちは戦々恐々としている。

そんな中、 決定的な証拠 --- それほど「決定的」だとも見えないのだが・・・(- -;) --- をつかんだメグレははしゃぎまわる。 幸せな気分で景色を見る ---

少しはなれたところに黒い柵と、 四角い芝生と、 修道院のように静かできちんと片づ いた家があった。

その家のどこかに、 修道院長みたいな老女とトルコ人みたいな男がいた。 この二人に メグレは仕返しをしてやるつもりだった。

人生は美しかった。

なんと・ま・てってい的に嫌らしい男なんだろう・・・。

そして、 部下たちの心配をよそに、 とうとうメグレは歯科医を逮捕する。 自白だけが頼りだ。 メグレは彼をいじめ抜く。 部下といれかわり立ち替わりで、 同じ質問を何度も何度も繰り返し、 彼が落ちるのを待つ。 しかし、トルコ人のような男は、ちっとも落ちる様子がみえない。

修道女のような老女、 ギヨームの母親は廊下で息子が解放されるのをじっと待っている。

メグレはとつぜん、その老女にくってかかる。

彼は、 たとえ高齢ではあっても、 彼女に向かって手を上げまいと努力しなければならなかった。 自分では無意識の笑いが老婦人の薄い唇の上に描かれたからだった。

「いや、嘘だ!」 と彼はどやしつけた。

なんて奴だ!

メグレの怒りは老婦人の上に降り注ぐ。 ・・・

彼女はおびえていた。 助けを求めるように口が開いた。

そうして・・・

2023-04-10 Mon

 『メグレと口の固い証人たち』を読みおわった---メグレのいらいらと不機嫌がこちらにまで伝染してくる: [Book]

『メグレと口の固い証人たち』 (シムノン 2013)を読み終わった。

ほとんど破産の瀬戸際にありながら、 二人の裕福な嫁たちからの援助によってなんとか 大ブルジョワとしてのプライドと見た目を保つラショーム家で 家長が殺された。 メグレは老夫婦と弟夫婦(小さな息子がいる)に聞き取りをするが、 彼らは頑なに口を閉ざす。 彼らは弁護士を呼び、 弁護士を通しての聞き取りだけを主張する。 さらに若く生意気な担当判事が捜査を仕切ろうとする。 警察による捜査は、すべて彼の目の前で、 彼の指図によってやれというのだ。 メグレは不機嫌になり、 いらいらと忍耐は限界に達しようとしている。

不愉快な人間ばかりに囲まれたメグレだが、 彼が唯一 好意的な目でみるのは、 数年前に家をでた末娘のヴェロニカだ。

白い部屋着からはみ出してしまっている大きな乳房はそれ自身生命をもち、 気分しだいで身震いしているようだった。 メグレにはそれを淫らというよりも、 陽気で、人のいい乳房と呼びたい気持だった。

捜査は、しかしながら、 このヴェロニカを傷つける形をとることによって、 一気に進展する・・・。

2023-03-20 Mon

 『ディープラーニング 学習する機械  ヤン・ルカン、人工知能を語る 』を読み始めた---「AI はアブダクションが出来るのか?」の答をさぐりたい: [Book]

『ディープラーニング 学習する機械 ヤン・ルカン、人工知能を語る 』 (ヤン・ルカン 2021) を読んでいる。 まだ第2章「私の小史」までしか読んでいないが、 ここに〈なぜ私がこの本を読んでいるか〉を 書いておこう。

機械学習は最初 (たぶん1980年代、1990年代に)は connectionismと呼ばれた。 その後 「ニューラルネットワーク」と呼ばれるようになった。 世の中になかなか受け入れられなかったので、 2000年代に deep_learningに名前をかえた・・・ ということだ。

私が人工知能を勉強することによって知りたい事は、 〈人工知能にアブダクションの能力があるのか〉ということだ。 この疑問は、 〈赤ちゃんはいつアブダクションの能力を獲得するのか〉そして、 〈チンパンジーあるいはボノボにアブダクションの能力があるのか〉という 疑問と組になった疑問だ。

2017年に出た本(『心の進化を解明する』)のなかでデネットは、 ディープラーニングは知識をどんどん肥大させることはできるだろうが、 (気づきによって)1つ上の段階には行けない(だろう)と言っている。 すなわち、 デネットは「ディープラーニングにはアブダクションはない」と 言っているのだ。 これは「原理として無理」ということだろうか、 それとも「現在のところは無理」ということだろうか?

たまたまテーブルの上にころがっていた 『カラー図解 Raspberry Pi ではじめる機械学習 基礎からディープラーニングまで』 (金丸 隆志 2018) をぱらぱらとめくる。 こんな文章が目にとまった --- 「それ【ディープラーニング】までのニューラルネットワークや 機械学習では、 画像などの入力のうち「何が重要な特徴か」を人間が見つけて あらかじめ抽出しておく必要がありました。 これを前処理と言います。 ディープラーニングには この特徴抽出の前処理も人間の手を介さずに 自動で行なうことができるという性質があります。」 (p.22) これって、 規則の発見ではないだろうか! まるで、 人工知能はアブダクションができる!と言っているように見える。

ちょっとどきどきしてきた。

「教師なしの学習」が「アブダクション」に相当するのか、 がまず第一に解決すべきことだろう。

ヤン・ルカンの本を読みおわってから、 いろいろなことをまとめてみようと思う。 今日はここまで。

2023-02-26 Sun

 『メグレと生死不明の男』(シムノン)読了---メグレのいやらしさ全開!痛快つうかい (^o^): [Book]

アメリカの殺し屋、 およびそれを追い掛けてきた FBI の人間が、 フランス語さえもしゃべれないくせに、 パリを我が物顔にのし歩く。 メグレは腹がたって、腹がたってしようがない。 いじけ刑事のロニョンが、 メグレを更にいらいらさせる。 もっとも冷静に見れば、わるいのはメグレだ。 メグレの歯ぎしりの音が聞こえてきそうな展開で、 にやにやしてしまう。

さいごの最後に、 メグレの癇癪(かんしゃく)大爆発! 犯人をかくまっていただけのアメリカ人の おばちゃんがメグレに怒りをぶちまけていたが、 正しいのはおばちゃんだ (^_^)

2023-02-02 Thu

 『青銅のランプの呪い』(ディクソン・カー)読了---一つ目の謎ときは爽快だった;二つ目は・・・いまいち: [Book]

ぼくの住んでいる市の電子図書館で借りた 『青銅のランプの呪い』(ディクソン・カー)を読み終わった。 ものすごく時代がかった翻訳だけど (「お嬢」・・・!)、 読んでいくうちに気にならなくなった。 (かなり努力したのだ) 冒頭から中間くらいまで、なんとなくごたごたした流れだったが、 中盤を越えてどんどん面白くなっていく。 一つ目の謎(ヘレンの失踪)がとけていくのは とても気持ちがいい! 二つめ(サバン伯の失踪)はちとごたごたし過ぎているが、 ま・許してあげる。

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