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Herald of Hell: A mystery set in Medieval London (A Brother Athelstan Medieval Mystery Book 15) (Doherty 2015) を読み終わった。 シリーズも15巻目、 いよいよ 1381年、農民叛乱の起きた年だ。 ロンドンの市中には反乱軍の首領たち、 Uplight Men, およびその歩兵たちが我が物顔で歩きまわる。
悪しき役人や暴利をむさぼる大商人たちに、 その死を予告する地獄の使者 ("Herald of Hell" --- これが本のタイトルだ)が出没する。 今日あすにでも叛乱軍が市中になだれこむかもしれない・・・ そんな緊迫した状況だ。
そのような状況な中で、 ジョン・クラストン検屍官(「検屍官」というより「警視総監」みたいな 役所(やくどころ))と アセルスタン修道士とは、いつも通りに 殺人事件の謎解きをする。 ちょっと(戦争の最中の警察活動を描く)Foyl's War みたいな セッティングともいえる。
謎解きの方もそれなりに面白かったのだが、 (密室は期待しないように・・・) やはり背景となる叛乱の話の急展開がおもしろい。 史上最大の裏切りがにおわされ、 そして、 叛乱軍との中で (これまでは「美しく優しい」としか描かれなかった) うつくしき未亡人、 ベンディクタの新しい側面が示される。
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最終更新時間: 2025-04-28 11:09