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残日録 --- The Remains of the Day / 2026-09

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2026-09-14 Mon

★  In Our Time の放送事故級の「大論争」の詳細がわかった---スクリプトを読む限りだが、Melvyn のほうがわるいんじゃ ないかしらん: [Cinema/TV]

Melvyn Bragg の In Our Time はぼくのお気に入りの番組である。 番組自身は最近終了したのだが、 Podcast で好きな放送を聞くことができる。 先日、産業革命 (Industrial Revolution) の 回 をダウンロードした。 たまたま途中から聞いてしまったのだが、 メルヴィン(司会者)とゲストスピーカーの一人(女性)が大論争をしている --- 論争というより、激しい言い争いである。 「言い争い」というより「口喧嘩」だ。 In Our Time では とても珍しい出来事だ。(一度、ゲスト同士が一触即発みたいな状況になったのを覚えているが)。 いつもの放送は(わるく言えば)予定調和的だったのに、 メルヴィンが司会者の枠を離れて、 えらくつっかかっている。

AI (Chat GPT) に聞いたところ、 かなり詳しく説明してくれた。 とても単純な対立で(構造 vs 出来事)、 メルヴィンがなぜ切れているのか、よく分からない。 (メルヴィンだって、この類の対立があることはよく知っていることだと思う) 歴史家の言うことの方がもっともだが、 どちらも相手の立場がわかる程のインテリの筈なのだが。

この「論争」について、いろいろの資料があるようだが (スクリプトもある)、 Did the Steam Engine or Spinning Mule lead to the Industrial Revolution? という記事がもっとも面白いようだ。

2026-09-20 Sun

★  昔、ギブアップした本、『ロード・ジム』を読み終わった---やっぱりコンラッドって素晴しい!: [Book]

昔、 コンラッドをむさぼり読んでいた頃、 途中で挫折してしまった本、Lord Jim、を日本語 (『ロード・ジム(上・下)』 (コンラッド 2024)) で再挑戦した。

挫折したのも納得した --- 前半分(邦訳の(『上』))は話がまったく進展しないのだ。 前半部のほとんどがジムの裁判の期間中の話だ。 それも裁判の途中で語り手マーロウ (『闇の奥』の語り手だ)[--『青春』でもマーロウが語り手となっている--] とジムの間の対話(ほとんどがジムの独白のような会話)で 占められている。 物語がはじまって、 すぐにどんな事件でジムがどのような罪に問われているのかは、 見当がつくのだが、 それをはっきり言わない。 とくにジムがどのように自分を弁護しているのかが、 とても分かりにくい --- 彼は何度もマーロウに「分かるでしょう?」と迫る。

隔靴掻痒の状況のままページだけが進む。

裁判の後(あと)、 その罪を背負って、アジアの港を転々とするジムの様子が描かれる。

ぼくが挫折したのは、この辺だった。

マーロウが旧知のシュタイナーという老人を通して、 セレベス島(「スラウェシ島」)の奥地に、 ジムの働き場所を世話するあたりから、 物語は急転する。

語り方が入り組んでいるので、 いらいらするのだが[--たぶん、それが「文学的」な所以なのだろうが--]、 筋だけを追えば、 血湧き、肉踊る、冒険物語である。

場所(セレベスの奥地)といい、 設定(小さな場所に、いくつもの政治権力がうずまいている)といい、 Rescue (わたしのコンラッド作品で一番好きな作品)を思い出させる。 Jim の「親友」ブギス人の若者は、 Rescue にでてくるバリからやってきた王子を思いださせる・・・。

気になるので、AI (ChatGPT) に聞いてみた --- 「Almayer's Folly、Rescue、Lord Jim は世界を共有している?」と。

共有しているそうだ。

Almayer's Folly、An Outcast of the Island(未読)、そして Rescue は トム・リンガード三部作と言われているそうだ。 Lord Jim は「三部作」のつづきという程には明確につながってはいないが、 たとえば "Almayer" の名前が会話のなかに出てきており、 はっきりと世界の共有がコンラッドによって意識されているという。

閑話休題・・・

ディック・フランシスの描く悪漢もすごいが、 Lord Jim に出てくる悪漢は圧巻である (pun intended (^_-))。 最初に登場するのは、800名の船客を捨てた挙げく、裁判の途中で逃げ出す船長、 およびその仲間たちだ。 そして、物語が急転直下する最後の最後に登場する海賊ブラウン、 そして、セレベス時代のジムに最初から最後までまとわりつく卑怯者のコルネリウス。 どれもこれも、嘔吐のでそうな人間たちばかりだ。

2026-09-21 Mon

★  むかしの学生さんたちと 民博をぶらぶらした後、居心地のいい居酒屋で飲む---楽しい、嬉しい一日でした: [Summary]

ひさしぶりにM (OG)さんが大阪にやってくるというので、 NF (OG)さんと歓迎会をする。 民博に2時に集合。 たっぷり時間をかけて、3人で民博を散策する。

昔、よく行っていた居酒屋さんに移動する。 おいしい料理、静かなお店、ゆったりと流れているジャズ、やさしい店主さん。 M (OG)さんの日本酒の飲み方がかっこういい。

[] []

いい一日でした。

2026-09-22 Tue

★ ニュース…「GitHub - danyuchn/asd-ste100-skill

ASD-STE100 Simplified Technical English rules, repurposed as a Claude Code skill for rewriting ambiguous agent-facing English. · GitHub」---ぼくが昔つくった『大リーグ養成ギブス』みたいなもん :[Category Data] [Visit Website Github]  

「マニュアルはこれで書け!」という簡易言語 --- この言語の枠を越えてはいけない、という。

厳格につくられているので、 AI に SKill として与えるにちょうどいい。

なにを言っているのかわからん 大陸哲学やら人類学なんぞの文章をこれに通して、 英語に翻訳してみようかな。 ま・どっちみちたいしたこと言ってないだろうから、 時間の無駄のような気がしないでもない。

2026-09-26 Sat

★  今日の散歩のお伴は "The After Hours" (Twilight Zone) だった---あ゛〜 こわかった・・・: [Cinema/TV]

今日の散歩のお伴は: "The After Hours" (Twilight Zone). とても怖い話。

デパートの中でおろおろする女性がいる、 名前はマーシャ・ホワイト。 彼女は指ぬき(thimble)を探していたのだ。 あちこちさまよった後(あと)、マーシャは不思議なエレベーターに乗る(乗らされる)。 降りた階は9階、真っ暗で、誰もいない。 とつぜん女性店員があらわれ、いろいろやりとりをした後(あと)、 マーシャに指ぬきを売る。

指ぬきに傷があったので、 マーシャは取り替えてもらおうとして、近くの店員に尋ねる。 ところが、分かったことは、9階は物置で人はいないという。 シンブルを売った女店員そっくりの人影をみたので、 近くまで行くと、それはマネキンだった。

まわりから取り残され、 なにが何だか分からない・・・ ぼくの悪夢のパターンだ。 [--深読みすれば、フィールドワークの状況かも--] この雰囲気、 ヒッチコックの "Vanishing Lady" (『バルカン超特急』)にちなんだ 名前をつけたい。

こわくて、こわくて。

最後の落ちはすばらしかった。 [--なお、落ちまで来て、この話、聞いたことあることに気がついた--]

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最終更新時間: 2026-10-13 13:06