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Mrs. Jeffries Rocks the Boat (Mrs.Jeffries Mysteries Book 14) (Emily Brightwell 1999) を読みおわった。 ジェフリーズものの第14作である。 ビクトリア朝時代のロンドンを舞台に、 あまり警察仕事が得意じゃない警部、 ウィザースプーン警部を 彼の家の召使たちが(彼には知られないように) 助ける、という設定である。 家政婦(というのかしらん、 執事がいない家なので、召使たちのボス)ジェフリーズ夫人 (未亡人)がリーダーとなって、 召使たちがあちこち飛び回って手掛かりをさがす。 このシリーズは、いわゆるコージーミステリーの典型で、 たいへんに読み易い。 これといった悪者(さいしょの頃は ニヴンズ警部という、なかなかの悪者がいたのだが、 この頃登場回数がぐっと減っている)も登場せず、 これといったトリックもなく、 いつも同じメンバーが和気藹々と謎をとく。 パンデミックの時に読むのには最適かな。
ただ、今回は物語の筋にしかけられた トリックがなかなかのものだった。 ちょっぴりアガサ・クリスティ風だった。 何も期待していなかったので、ちょっと驚いた --- そして、楽しめた。
クリスティ(とても面白い)と 江戸川乱歩(興醒め)の違いがどこにあるかは、 いずれ述べたい。
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最終更新時間: 2025-04-28 11:09