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残日録 --- The Remains of the Day

読書と食とコンピュータ、そしてインドネシアときどき人類学

最終更新時間: 2026-02-17 12:12

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2026-02-15 Sun

 ホックの The Will o'the Wisp を読む---隠れた傑作だ!: [Book]

Edward E. Hoch の The Will o' the Wisp (Edward Hoch 2025) を読んでいる。 これは傑作だ。

6人の囚人を1台の車で護送する途上で、 車がギャングに襲われた。 3名(2名だったかも)の護衛が殺され、 すべての人間が逃げていった。 新聞はシェリフを執拗に追求する。 Dept of Apprehension(つかまえ局/いらいら局)の辣腕、 "Manhunter" こと David Piper が「人狩り」(Manhunt) のために呼ばれる。 警察のフレミング警視とシェリフが仲間である。

襲撃者たちの目的はギャングの元締め、 Nick Bruno の脱走だということは明白だった。 謎は、 襲撃者たちはなぜその他の5人の人間の逃亡まで手伝ったのか、ということだ。

最初の脱走者、Joe Reilly はたやすく (たぶん too たやすく)捉まった。 「彼は捨て駒のポーンじゃないか」とパイパーは考える。 つづいて Charlie Hall が捉まる。 彼は Rook だ。[--なぜ Rook だったっけ?--] 女性を守る騎士 (knight) 精神旺盛な Jack Larner が、 そして司祭 (bishop) にばけて金をかせぐ Hugh Courtney がつかまる。 どのストーリーも一捻り、二捻りがきいて面白い。 (Queen) の Kate Gallery には、ぼくも騙されてしまった。 そして、Piper は考える --- 「この逮捕ごっこは、ずっと「チェス」だと思っていたが、 ほんとうは「チェッカー」だったんじゃないか」と。

「チェッカー」の比喩がよく分からんままに 最後の章、「キング」にはいる。

すべてのルースエンデをつなげながら、 意外極まる結論、「キング」の章へ・・・!

まいりました。

ほんとに面白かった。

2026-02-14 Sat

 今日の散歩のお伴は「イギリス海岸」だ---学校の課外活動のスケッチなのに、すべてが詩的に聞こえる: [Cinema/TV]

ポッドキャスト(「沼尾ひろ子の朗読」)で 「イギリス海岸」(宮沢賢治)を聞いた。 きのう聞いたのだが、あまりに素晴しいので今日もう一度聞いた。

2026-01-22 Thu

 午後は Claude をつかって、既発表論文(「千の唇、百の舌」)の英訳をしてみた---素晴しい速さだった;英語の中身はまずまず;気にいらないところもある: [Anthropology]

オリジナルの論文は、 「千の唇、百の舌」 (merapano)である。

ChatGPT に比べるとものすごい速さだった。 もっとも、 ChatGPT も最初の翻訳はすぐにやり遂げたので、まだ結論を出すのは早い。 なお、できあがりはこれだ --- A Thousand Lips, A Hundred Tongues (merapano) 。 読んでみると、いろいろ気になるところがある。

2026-01-16 Fri

 きょうの散歩のお伴は「注文の多い料理店」(『青空朗読』)---昨日聞いた Colony (Phillip K. Dick) そっくり!: [Cinema/TV]

きょうも朝の散歩にでかける。 それほど寒くない。 きょうの Podcast は「青空朗読」 の 「注文の多い料理店」を聞く。

いろいろの「注文」をドキドキ・わくわく・ニヤニヤしながら聞いている。 何度読んでも名作だ (^_^)

クリームを塗るところあたりで、ピーンと来た --- 「これって、昨日 Podcast で聞いた Colony じゃん!」。

2026-01-15 Thu

 きょうの散歩のお伴は Colony (Phillip K. Dick) (X Minus One) ---SF初期の物語はアイデアがすごい: [Cinema/TV]

きょうの散歩のお伴は Colony (X Minus One) (by Phillip K Dick) だ。 植民地化の調査のための探検隊がある惑星に着陸した。 メンバーたちは、無機物に姿をかえることの出来る生物らしきモノに攻撃される。

「無生物に変身する分 (たとえば『遊星よりの物体X』などに比べて)あんまり恐くないな」と思いながら 聞いていた。

苦難におちいった探検隊にとうとう救援がきた。 救援隊から、彼らは 15時に着陸する予定だと連絡があった。 この危険な生物を地球につれかえることを怖れた隊長(女性)は、 全員が無機物を身につけない状況、 すなわち全裸で救援隊の宇宙船に乗りうつることを決める。

さて、宇宙船は予定より 3時間早い 12時に着陸した。 探検隊は宇宙船に移るが、そこには誰もいない。 「わたし、悪い予感がする」と隊長がいう。

救援隊が予定通り 15時に惑星に着陸したが、 そこには誰もいなかった。

急転直下の展開にびっくり。

2026-01-11 Sun

 5月末の学会の発表要旨登録をすませた!タイトルは「よろめきの美徳」---「覗き見の愉悦」、「裏切りの快楽」、「いじめの誘惑」からの続編となります: [Anthropology]

ここ数日、胃が痛かった。 日本文化人類学会の研究大会発表要旨登録の 〆切り(2026-01-12)が近づいていたからだ。 今日、なんとかまとまりのある文章(1500字)を書き上げた。 タイトルは(三島由紀夫をひねって) 「よろめきの美徳」 (merapano) だ。 要旨登録もすませた。 [--MSWord は拷問だ--]

やることはやったので、 あとは、「夜が教えてくれる」(啓示が来る)のを待つばかり。 なんとかなるでしょう。

なお、直前の発表は 「いじめの誘惑」 (merapano) である。

2026-01-03 Sat

 菅原神社に初詣した---すべての願望がかない、学業成就、さらには恋愛運抜群。こまった困った (^_^;): [Travel]

心配していたほど人が少ないわけではなく、 かといって元旦の明治神宮ほどに多過ぎもせず、 Just right でした。 Goldilock ですね。

     
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 今夜もだらだらと本を読む。---レオポルド警部の物語がすばらしい;次はクレイグ・ライスにとりかかろう: [Book]

『七面鳥殺人事件』(クレイグ・ライス 2014) --- マローンはでてこないけど、 ライスはライス、とても面白い。 酔っ払いの夢の中のように物語がすすんでいく。 『密室がいっぱい』(エドワード・D・ホック 2013) 。 「三重の密室」(リリアン・デ・ラ・トーレ) --- 下宿にとつぜんやってきたジャマイカ美人をめぐる 同宿の男たちの恋のさやあて。 ジャマイカ美人の部屋にはペットの小人と、 家政婦がいっしょに住んでいる。 まぁまぁかな。 「不可能窃盗」(ジョン・F・スーター) --- 密室をめぐる2人の友人どうしの賭。 完全な密室のなかに保管されているある古文書を 盗むことができるかどうかという賭である。 しかし、 「犯人」があらかじめ密室にいれてもらって、 「犯行」が終わるとそこから出してもらうというのは、 「密室」という名にふさわしくない設定だ。 落ちだけは面白かった --- 吹き出すほどに。 この本、読了。 『人形佐七捕物帳 巻一 Kindle版』 (横溝 2015)。 「座頭の鈴」まで。 どれもとくに面白くない。 岡本綺堂の上品さのかけらもない。 平次と八(野村胡堂)のかけあいの妙もみあたらない。 あるのは「ドバッ」と吹き出る血ばっかり・・・。

The Killer Everyone Knew and Other Captain Leopold Stories (Edward Hoch 2000)。 ホックのシリーズものの主人公はたいてい かわった特徴をもっている。 値打ちのないものだけを取るという泥棒とか、 悪魔を追って1000年生きていると自称する男とか、 ジプシーのボスだったり、 スパイだったり、 ビリー・ザ・キッドだったのではないかと 疑われている男だとか、だ。 ところが、 レオポルドは、推理小説の主人公としては 当り前すぎる殺人課の警部(キャプテン)だ。 そして人柄は、というと、 出木杉くんみたいに特徴のない男である。 ホックは、 そんな男を主人公として 読者をひきつける話をつくるのだ。 この短編集は、 退職間近から退職後のレオポルドをあつかっている。 "The Summer of Our Discontent" は、 まさにその退職が中心とした物語だ。 誰もが、 レオポルドの後継、 「殺人課」(Department of Violent Crime) を引き継ぐのは、 レオポルドの右腕、Lieutenant Fletcher だと思っていた。 「ところが・・・」という発端だ。 ほっとする話だった。 "Leopold at Rest" はタイトル通り、 退職してるレオポルドを主人公とした物語だ。 「なんだかひねりのない物語だな」と思いながら、 読んでいたのだが、 最後に急転直下でびっくりするような結末にいたる。 これがベストかもしれない。 その他もひねりが効いた物語ばかりだ。 この本、読了。 Kindle Unlimited にまだ数冊 Edward Hoch の本があるのが うれしい。

2026-01-02 Fri

 三ヶ日の二日目;午後はひたすら だらだらして本を読む---Kindle Unlimited の中の拾い物は Edward D. Hoch のレオポルドもの!: [Book]

インフィニティに座って Kindle Unlimited の読書する。 『人形佐七捕物帳 巻一 Kindle版』 (横溝 2015) からは 「屠蘇機嫌女捕物帳」まで。 まぁまぁだけど古臭い。 The Killer Everyone Knew and Other Captain Leopold Stories (Edward Hoch 2000) "Puzzle in a Smoke FIlled Room" まで. 僕は、レオボルド警部ものはどれもとても好きだ。 読み終わるのがもったいない。 都築道夫『三重露出』。 怖れた程には時代がかってない。 とは言え、すぐに積読の置き場所へ一直線。 『七面鳥殺人事件』 (クレイグ・ライス 2014) 。 さすがにクレイグ・ライス、 心地よい出だしだ。 彼女の物語はどれも掛け値なしに大好きである。 ただし、これはマローン物ではない。どうなるか。 『密室がいっぱい』 (エドワード・D・ホック 2013)。 短編集。 「鏡もて見るごとく」(ヘレン・マクロイ)。 とても時代がかっていて、 読むのがこわかったが、 けっこう面白かった。 「七月の雪」(エラリー・クイーン)。 落ちがよかった。 「三重の密室」(リリアン・デ・ラ・トーレ)。 まぁまぁかな。 『宇宙船ビーグル号』 (A・E・ヴァン・ヴォクト 2013)。 この本が、こんなに読むのが辛いとは・・・。 ぼくの記憶はほんとうに頼りにならない。 胃が痛い --- 宇宙船の中の心理戦なんて、一番嫌いなテーマだ。 数ページ読んでやめた。 返却しようかな。 『夜歩く』 (ジョン・ディクスン・カー 2013)。 カーの処女作だという。 バンコランの出る話なので、あまり期待はしていない。

2025-12-31 Wed

 『月を売った男』(ハインライン)を読んでいる---まぁまぁのビジネス小説だ・・・と思っていたら「鎮魂歌」でびっくり: [Book]

今年も大晦日。 昼下がり。 ベッドでだらだら・・・。

Kindle Unlimited で借りている 『月を売った男』(ハインライン) (Heinlein ) を読んでいる。 タイトルの「月を売った男」を読む。 ハインラインって、 けっこうこんな「ビジネスもの」が好きなんだな、と思った。 最初の短編、「光あれ」も 一種のビジネスものだ。

さて「月を売った男」に戻ろう。 素晴しいスピードで物事が進む。

ハリマンの頭は信じられない速さで 危機がくる度(たび)に、それに対抗するためのアイデアを 次々と生み出す。 それにしても長い。 この長さはドラマツルギー上、必要なのだろうが、 流石に飽きてしまう。

次の「鎮魂歌」を読んで納得した --- 「そうか・・・この短編を書くために、 あの長ったらしい長編を書いたんだ」と。

2025-12-28 Sun

 大忘年会、たぶん第7回、小屋主もいれて計16人の大盛況でした---楽しい楽しい一日でした;1時過ぎから9時過ぎまで飲んでいると、さすがによっぱらった・・・: [Summary]

今年も肝煎りのUT (OB)くんたちががんばってくれて、 恒例の大忘年会が開催された。 ぼくは場所を提供するだけ。

小屋主をいれて大人が13人、子供が3人、合計16人! みんながいろいろ持ち寄ってくれたので、 おなかもいっぱい、お酒もいっぱい。 子供たちが手品をしてくれたので、今回は余興もあった!

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