カンファレンスも中日である。 きょうの最後がぼくの発表だ。
きょうのトップバッターは社会心理学のK沢先生だ。 いやぁ・・・かっこうよかったですね。 「颯爽」ということばがぴったり。 質問にもうまく答えているし・・・
「自信がある人はいいなぁ」と思いながら会場を出る。 次の発表はスキップして、 自主休憩とする。
発表を終えたK沢さん、 その友だちで、彼女の発表に駆け付けた (哲学者の)T山先生と 話をする。 二人の話がかけあい漫才のようないい雰囲気で、 ぼくの緊張感がすこしだけほどけていく。
発表きいたり、 カンファレンスさぼってホテルで予習したり、 また会場にもどって発表を聞いたり・・・
・・・しているうちに午後5時だ。 とうとうぼくの発表の時間だ。
《More . . .》きょうからいよいよカンファレンスの本番である。 朝9時から6時過ぎまで発表の日が三日つづくことにな る。 [--ぼく自身は、最終日は欠席する。--] ゲストスピーカーの時間は それぞれの日の最初(朝9時から)に一人、 そして最後(5時から)に一人、設定されている。 この2つのトークには全員が参加することになる。 その他の発表は2つの会場にわかれて同時進行となる。 参加者は、たぶん、50名から60名くらい。 発表予定者は(ゲストを入れて)30名くらいだろうか。
きょうのトップバッターはインド系の哲学者の、 哲学的認識論の全体の流れをおさえた講演だったようだ。 とにかくむずかしい。[--アメリカの大学で教えているので、 英語はインド風ではない。英語に問題はなかった。 問題は内容だ・・・。--] そしてゲストスピーカーでもかまわずに質問が飛び交う。
一日むずかしい発表をあれこれ聞いていた。 [--一つでは座長をしたが、これは 質問の順番を決めるだけで、たいした仕事ではない。--]
さて、いよいよ午後5時、きょうの最後、 もう一つのゲストスピーカーの発表である。 ANU出身の言語学者によるものだ。 予定表によれば、 彼の発表が終われば質疑応答の時間をとらずに、 すぐに(6時から) 1時間のパネルディスカッションに入ることになっている。 その場で、 その日一日あった発表(最後の発表も含めて)を まとめて議論するのだ。
発表が二日目の最後に設定されていた ぼくはこの予定をきいて嬉しかった。 英語での発表は、まぁできないことではないが、 質疑応答を英語でするのは、ちと怖いのだ。 最後の発表には、 質疑応答がほとんどないと聞いてほっとしたのだ。
さて・・・きょうの最後の発表に戻ろう。 とっても面白い発表だった。 ところどころに、 言語学からの哲学への批判 (というよりアドバイスかな)がうまく効かせてある。
だいたい時間通りに発表が終わる。 「さてここらへんでパネルに入るのかな」・・・
《More . . .》きょうから金沢で開かれる哲学(認識論)の 国際カンファレンスにゲストスピーカーの一人として参加する。 北陸先端大のM本先生が一人で組織したものである。 カンファレンスそのものは明日から始まるのだが、 きょうは遠足 (excursion) の日だ。
とにかく知り合いが一人もいない状況なので、 早めに一人でも友達をつくっておきたい、と思い この遠足に参加した。
運のよいことに最初に出会った二人が ANU(オーストラリア国立大学[--ぼくの母校--]) 関係者だった。 それも(後からわかったのだが)哲学にもの申すために やってきた言語学者たちだった。 ANUの話などしている内に 他の参加者たちもやってくる。 哲学者ってのはオースティンみたいな 英国紳士風か、 さもなくばマルクスみたいに髭だらけかと 思ってたら、 ごく普通のひとたちだったので 一安心した。
バスで兼六園に向かう。 安心したのは大間違いだった・・・
《More . . .》学会二日目(最終日)の午後遅くにぼくの発表が わりふられた。 「それでもお客さんは来てくれるだろう」と 期待したのだが、 ダメでした。 立ち見はけっこういたのだけど、 前のほうの席がずいぶんと空いてた・・・。
ちょっぴりしょんぼり
《More . . .》九州から凱旋したNF (OG)さんの歓迎会に参加した。 ぼくとNF (OG)さんを入れても総勢5人の こじんまりした飲み会だ。
UT (OB)くんと幹事をしてくれたHM (OG)さんは 彼女の一期ちがいの上級生、 MY (OB)くんが彼女の同級生だ。
飲み会の常ではあるが、 とりとめもない話が脈絡もなく (脈絡はあったのかなっ・・)つづき、 とっても楽しかった、という記憶しかない。
NF (OG)さんが研究室に遊びに来た。 九州に二年間就職していたのだが、 この4月から、もう一度 この大学で(とりあえずの)バイトをしているところだ という。 たまたまぼくの研究室に HM (OG)さん、 YA (OG)さん、 KY (D3+)さんがいたので、 四方山話に花がさく。
NF (OG)さんの失敗話は圧巻である。 一つひとつの話は、もしかしたら人の一生に 一回か二回あるような出来事かもしれない。 しかし、彼女は10人分の人生経験をあわせた 失敗を、 1年か2年のうちにすべて経験しているのだ。 しかも、それをすべて切り抜けている。 NF (OG)さんの 運のよさに感心すべきなのかもしれない。
亀岡の湯の花温泉の(ぼくにとっては)超高級の 旅館に泊まって、 ひさしぶりにリゾート気分した。 夕食は、レストランの個室に案内される。 テーブルには次々とご馳走がならぶ。
まんぞく満足・・・
いよいよ発表の日だ。 夕方4時からなので、 午前中は家で最後のさいごの予習をする。 きのう「夜」 [--啓示の与え手を、エンデではこう呼ぶ--]からもらった 結論に ちと瑕瑾(かきん)があることに気づいた。
出発前に(とりあえずの)修正を終えた。
3時半に会場に着く・・・ 「なんとまぁ、立派な」。 緊張しながら会場を檻のなかのクマのようにうろうろする。 ぼくのところの学生さんも数人来てくれている。
100名収容の会場がいっぱいになって、 ちょっと嬉しい。 補助の椅子もでているので、 聴衆は110名くらいかな。
いよいよ発表だ。
《More . . .》きょうは朝から夕方まで会議の日だ。 会議の終わったあと、 明日にせまった発表の準備をする。 「この研究会の4月例会に呼ばれるのは名誉なんだぞ」と 同僚のKE先生に言われる。 ちょっと緊張・・・。
よい結論がでなくて困っていたのだが、 ・・・ "procrastination is the mother of revelation" ・・・(^_^)/・・・ 啓示がやってきた。 ベイトソンの議論ですべてがまるくおさまりそうだ・・・
きょうはパンキョウ@Tキャンパス の初日だ。 去年は70名でとても楽しい授業だった。 今年は180名ほどいるようだ。
受講生が70名くらいだと、 教室は粒餡(つぶあん)状況である--- 学生一人一人をなんとなく認識できるのだ。 180名になると教室は漉餡(こしあん)状況だ。
それでも・・・ なんとか一人一人に話し掛けるように 授業を始めた。 すこしずつ慣れてきた・・・。しかし・・・
・・・疲れる・・・。
きょうは3月二回目の登校日だった。 これからじょじょに会議が増え、 まもなく4月だ・・・。 登校拒否症がはじまりそう。
それはともかく・・・
ひさしぶりに博論のセッションをする。 ひさしぶりのKY (D3)さんです。 なかなか進まないようだ。 データはいっぱいあるのだから、 それそろ一気に爆発するといいのだが。
夕方、卒業生のHD (OB)くんが東京から 遊びにきた。 ちょうど注文していた美学関連の本が 届いたところだったので、 それを見せながら、美学と人類学の話をする。 そのままバスで駅前に行き、 居酒屋さんでお話し。
ちょうどいいくらいの酔い心地。
あけてない郵便物がたまるばかりだ。 (あたりまえだ)。 きのうからそれらの開封作業を開始した。 だいたい1年分なのだが、 なかには3年前なんてのもあった。 [--ダイレクトメールはすぐ捨ててる。--] 忘れていた保険の契約やらなんやら・・・ でてくるでてくる。 ぼくの財政状況をすこしだけ把握した。
年金の郵便はすぐに開封したが、 2年間ほったらかしてある。 いよいよ仕事を開始するか。
書類仕事は大嫌いだ。 しかし、 たまった書類仕事は大災害だ。 教訓:郵便はすぐに開封して対応しましょう。