きょうは朝から霧が立ち籠めている。 数メートル先の人の顔がわからない。
一日うつ鬱鬱憂鬱鬱うつ鬱鬱うつうつ鬱鬱憂鬱
蜜蜂の呪いだろうか・・・ 今年のフィールドワークはほとんど 寝てすごした。
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数日間フィールドノーツは白紙のまま。 頭が痛い。 咳がひどい。 熱でうなされ、 寒気がする。 もちろんマンディ(水浴)はまったくしていない。
リヴァがお湯をたっぷり作ってくれて、 ちょうどいい具合に水を混ぜてくれた。
このたっぷりのお湯で水浴びをする。 天国のよう。 顔の皮が数枚はがれたようだ。 何度も何度もお湯をあびる。 あ・・・気持ちがいい。
陽が出ない日が続く。 きょうも朝から寒い。 寒気がする---風邪のせいらしい。 体温は38度近くまで上がっている。
ズパドリ村に来た最初の二三日は きれいに晴れていた。 そのあとずっと曇りが続いている。 日中はせいぜい25度くらいだろう。 夜は20度をかなり下回っていると思う。
はやばやと風邪をひいてしまった。 鼻がつまって、頭が働かない。 咳がひどい。
とても寒い。お陽さまがなつかしい。
午前4時ころ、 「ドーン、ドーン」という花火の音で目が覚める。 太い竹筒に石油をいれて火をつけると、 「ドーン」と大砲のような音がする。 「ボー・ズンギタナ」と呼ぶ。 死者が出た村ではボー・ズンギタナによって そのニュースを近隣の村に知らせるのだ。
花火ではなくてボー・ズンギタナだと 気がつくまで暫く時間がかった。
ボー・ズンギタナはぼくの村だった。 エンデの町の病院に入院していた 女性が亡くなったのだという。
《More . . .》ズパドリ村 の最初の朝だ。
エロ(蜜蜂)が きのうから五月蝿くてしかたがない。 ちょうどぼくの部屋の上の天井裏に巣(ザンバ)を 作っているのだ。 エロ(蜜蜂)の扱いになれている村人に 頼んで、巣を別のところ (村の外の森)に移動してもらった。
いくつかのザンバから、 みんなで蜂蜜をすすった。 天然の蜂蜜、 とってもおいしかった。
きょうからインドネシアへ調査旅行だ。 飛行機に乗らなくっちゃいけない。 いやでいやでたまらない
暗く長く夜にもかならず夜明けが来ると 偉いひとがいっていた。
バリに着いた。
《More . . .》インドネシアでお世話になっている 家族(総勢8名)がきのうから大阪に来ている。 ぼくの別宅に泊まっている。 きょうはみなで京都(伏見稲荷と祇園)を見学した。
30度越える酷暑で年輩組は 疲れきってしまったようだ。 5歳の子は(あたり前だが)こちらの 思い通りに動かない (というか、こちらの思う逆をいつも するような・・・)・・・。 8名いると意志統一までけっこう時間がかかる。
突然の大雨のおまけつきでした。
いやぁ、つかれた・・・。
民博での 『ビーズ展』がまもなく終わる、というので 見にいった。 なかなかに見事な展示だった。 タイワンオオスズメバチの頭で作った首飾りを、 怖々と・そして・何度も見てしまった。
その後、隣の 大阪日本民芸館にいった。 「菓子木型」の特別展をしていた。
けっこう地味でした。
職人さんのビデオを見たら、 菓子木型を見直した。 モノを作るところを見ると、 モノの見方が変わるなぁ。
民博に戻って、 今度は(特別展ではない)一般展示を見た。 なんだかとっても感動--- 人類学者になりたくなった。
学会二日目、ぼくの発表がある日だ。 ぼくの発表は朝の9時50分からだ。 乗換案内できちんと調べて出発する。 たまたま一本前の電車に乗れてしまった。 本来なら乗り換えなしなのに、 尼崎で乗り換えなくっちゃいけなくなった。 これがたいへんだった---神戸方面に行くのが 電車によってホームが変わるのだ。 「あ・あっちだ」---階段のぼって降りて、 隣のホームまで行く。 すると「いや先発はあっちのホームだ」--- 階段のぼって降りてもとのホームへ。 「いやいや、次発の快速が先につくんだ」 どたどた。 「いやいや、六甲道には鈍行しか止まらない」 どたどた。
《More . . .》2限目のパンキョウの授業を終えて学バスで 研究室に帰ってくる。 しばらくしてMY (OB)くんがやってきたので、 約束通りNF (OG)さんと三人でお昼ご飯を食べに 行くこととする。 彼女の部屋に電話をかけると・・・「いない!」 携帯にも出ない。「れれれ・・・」
建物の中をMY (OB)くんと二人で あっちこっち探しまわる。 いつものこと・・・ (^_-)
NF (OG)さんをなんとか探しあてて、 三人で『クルール』食堂へ行く。 あれやこれや楽しいお話し。
《More . . .》ときどき買い物するショッピングモールまで 一人で歩いて行く。 われながら感心した--- 信じられないことに往復 (それぞれ違う道程だが)ともに 迷ってしまったのだ。
「ネコ街に迷いこむ」というより、 「知っている場所が不思議な接続をしている」 という状態だ。 通っている場所は馴染みの場所なのだが、 その接続の仕方が思いもよらない接続の 仕方をしている・・・という感じなのだ。
《More . . .》