きょうは午後から卒業式だ。
午前中には阪大の事務から市役所に 転職する(卒業生の)GH (OG)さんが 「ご挨拶」にやってきた。 この就職難のご時世に、 転職を繰り返すことのできる GH (OG)さんに感心した。
「なんでまた職場を変えたん?」 「つまんないから」・・・だそうです。
午後、キャンパスは一年に一回の お花畑 --- やっぱり振袖はきれいだな。
学部単位の卒業式も終わり、 夕方から研究室の「謝恩会」--- とっても楽しくって酔っ払ってしまった。
最後はFS (OB)くんに自家用車で ぼくの家まで送ってもらった。 ・・・「どうもありがと」。
明日の朝はやく帰国だ。 きょうはグループでの観光ツアーはなし、 各自でそれぞれ観光してもらうことにした --- ようするにぼくはツアコン業務を放棄する、ということ。
4人(Cちゃん、Bくん、E)で、 Bくん推薦のマンリーに行く。 シドニー湾の最北端、外海に面したビーチのあるところだ。 サーキュラー・キーからフェリーで30分くらい、 海辺の保養地って感じのいいところでした。
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Cちゃんの結婚式は シドニーから南へ100kmほどの避暑地、 Southern Highlands にある 200エーカー [--東大本郷キャンパスが133エーカー (東京ドーム11ヶ分)だそうだ--] の広大な estate だ。 緑のなだらかな丘陵がどこまでもどこまでも続く、 きれいな場所だ。
真っ青な空。 美しい結婚式でした。
式は午後2時ころからはじまり、 屋外でのカクテルパーティを経て、 夕方から敷地内の洒落たバーに移動する。
ぼくの Father of the bride のスピーチは、 めっちゃ受けた。 評価の厳しいCちゃんさえも 褒めてくれた (^_^)
ディナーのあとは 静かな新郎新婦のダンスでした。 その後は飲めや歌えの 楽しいパーティでした。 ぼくらは夜の9時半ころ失礼したが、 あとでCちゃんに聞いたら 若者たちは深夜まで踊っていたそうだ。
とっても楽しい結婚式でした。
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シドニーに着いた。 ガイドさんと(先に着いていた)Eが 合流する。 総勢14名のツアーだ。 午前中はシドニー観光して、 午後から 結婚式のおこなわれる Southern Highlands に移動する。
Southern Highlands は 軽井沢から人をとり除いたような 静かで、涼しく、緑いっぱいの場所だ。
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もと学生さんたちの私設研究会(略称 NUS)@京都 に お客さんとして参加した。 きょうが二回目だ。 午後いっぱいの楽しい研究会が終わり、 夕方からは楽しい飲み会だった。
飲みながら 関西人たちを相手に「きつね」と「たぬき」の 使い方の調査をしてみた。
ぼくの知識はつぎの通りだ。 関東では「きつねそば」は油揚ののった 蕎麦、 「きつねうどん」はそのうどんバージョン。 そして「たぬきそば」は天かすののった蕎麦で、 「たぬきうどん」はそのうどんバージョンだ。 30年前に関西に移動するときに聞いた情報では、 関西では「きつね」は(関東で言うところの) 「きつねうどん」、 そして「たぬき」は(関東で言うところの) 「きつねそば」だという。 ただし、京都で「たぬき」は「餡掛け」(うどん)を 指すというのだ。
さて、じっさいに調査をしてみると・・・
「京都で『たぬき』は・・・」という情報を 知っている人はだれもいなかった。 「たぬき」が(関東で言うところの)「きつねそば」を 指す、という情報も、それほどには、 共有されていなかった。 [--蕎麦をめったに食べないこともあろう--]
新発見は、「お揚げさん」が甘いか甘くないかという 弁別特性 (distinctive feature) が有意 (relevant) だということだ。 「きつね」はお揚げさんが甘い(かつ切ってない)。 お揚げさんが甘くなくって(かつ切ってある)うどんは 「きざみうどん」と言うのだそうだ。 [--なお、きざんだお揚げさんを卵とじにして ご飯にかけると「コノハ丼」と呼ぶという--]
(関東の)「たぬきうどん」(天かすトッピング)に相当するのは 「ハイカラうどん」というそうである。 [--なお、天かす取りほうだいになっているお店もあるので、 そんなお店では素うどんをたのめば実質(関東)たぬき うどんとなる、という。--]
さて仮説である・・・30年前の関西では 「きつね」と「たぬき」は、 (ぼくの得た)情報通りうどんと蕎麦を指していた。 そこにテレビを通じて 「赤いきつね」と「緑のたぬき」が 浸透し、 それによってオリジナルの状況に混乱が生じた。 その後30年の時間を経て現在の状況に落ち着いた
・・・かしらん・・・。
進化論的ミーム研究の題材になりそうな
なりそうもないような・・・ 。
きょうは会議の日だ。 背広にネクタイの正装で会議に出席した。 三つ会議をこなした。 革靴の中の足が痛くてしようがない。
《More . . .》きょうは日曜日・・・とは言え、 明日は博論公聴会を2本かかえている。
Amazon Prime Videos で ドラえもんの映画を2本見た。 何度見ても「バギーちゃん」には *ほろり*。
数日前に加入した Amazon Unlimited (無料期間が30日間ある)でネロ・ウルフの 本を2冊ほど読み終えた。 Unlimited で読みたいのは、 『グーテンベルク 21』にほぼ限定されているので、 このシリーズを読み終われば脱退の予定だ。 すでに『子連れ狼』28巻の他に 本を10冊ほど読み終わっている。 たぶん無料期間をいれて2ヶ月か3ヶ月で unlimited とは手を切れるだろう。
さて、博論公聴会の用意をしなくっちゃ・・・。
きょうは同僚のFM先生をかこんで、 彼女の昇任記念昼食会があった。 大学の「銀杏会館」の中にある ちょっと洒落たレストランだ。
メニューを見て、 いつものように迷ってしまう。 「ま・いいや いつものとおり 『本日のランチ』にしよう」。
・・・「和風ハンバーグ」に目が止まる。 じつは、 『やよい軒』で二晩連続で 「和風(おろし)ハンバーグ定食」が売り切れていて、 さみしい思いをしてたところだったのだ。 迷わず「和風ハンバーグ」にする。
やってきたのはとても小さなハンバーグだった。 FM先生が注文した「本日のランチ」の ラザーニャはとっても大きくて、 食べごたえがありそうだ。
「日替わり定食」のある時は、 かならず「日替わり定食」を食べることを、 あらためて心の中で誓った。
3限は『人類学理論』の テストだ。
すぐに採点する。 ほとんどがたいへんによい点だった。 ほっとした。
来年も楽しい授業ができればいいな。
午前中は「コンプライアンス研修会」--- 「またまた不祥事がでたので、 みなさん悪いことはしないように」という 研修会---に出席した。 勉強になったこと:社交儀礼は 賄賂にならない、ということ。 しかし、 どこで(賄賂と社交儀礼の)線引きがされるのかは、 裁判にならなきゃ分からないこと。
なかなかに興味深い。
午後には院生さん二人と面談し、 さいごに本部からやってきた 人たちから年俸制の説明を受ける。
なんだか充実してるのか、 虚しいのか、わからん一日だった・・・。
後期セメスターの 『人類学理論』の授業がきょうで最後。 たのしい講義が終わってしまった。
とつぜんですが、 パプア・ニューギニア(ニュー・ブリテン島)の バイニンという人びとの話をします。 人々があなたの家にあつまって、 いっしょにご飯を食べて、 おおいに盛り上がりました。 そして、お客さんたちが帰っていきます。 一人とり残されたあなたが感じるけだるさ (lassitude) --- これをバイニンの人たちは アヴンブック (awumbuk)というのだ そうです。
んで・・・ぼくもアヴンブック・・・。
《More . . .》きょうはお隣さん夫婦に招かれてパーティだ。 ぼくらの他に 「トイプードル仲間」という女性と、 趣味の多い(乗馬、野菜つくり、釣りなどなど)おじい さんがお客さんだ。 とってもおいしい料理、 とってもおいしいお酒。 お隣さんの山登りの冒険譚ははらはら ドキドキだった。 トイプードル仲間さんの日本酒好きは 筋金いりで、 お酒の話への力の入りかたと その他の話への力のぬきかたがめっちゃ 対照的でした。
ほんのり酔っ払って家に 帰ったのは夜の12時--- そのまま瞬時に熟睡してしまった。