30年以上講師をしていて、 そうとうの数の講義ノーツがたまっている。 これを電子出版してみようと考えついた。 未定ではあるが、 Leanpubを使ってみようかなと 思っている。 Leanpub にしたいと思った第一の理由は Markdownでの 原稿を受け付けている、という点だ。 講義ノーツはすべて(ぼくの作った) markup 言語、 yyaml --- yet yet another markup language [--もともと YAML だったが、先を越されていた--]で 書かれている --- make 一発で markdown に変換できる。 もう一つの理由は、(間違いでなければ)何度も (バージョンアップして)出版できるという点だ(要確認)。 発展途上のバージョンをパブリッシュするのも OKのようだ [--たぶん--]。
お金もいただける --- 「わたしが提案する金額がこれこれ、 最低はこれこれ」という形で 価格を提示するみたいだ。 慈悲出版 (^^;)
とりあえず Canvaで カバーを作ってみた。 徹夜してしまった。 どうだろうか?
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タイトルから見当がつくように、 入門書と専門書にわかれている。 入門書のほうは githubを つかって、 友だちの協力で作るのも面白いかも・・・。
04-07 (Sat) に予定されている リレー集中講義の準備をやっとはじめた。 大学院への新入生(M1)全員(80名ほどかしらん)に 「院での勉強の仕方」を教えるのが目的だそうだ。 4名の講師が4コマずつ担当し、 わたしは3番目となる。
論文になるわけでもない講義なので、 スライドを使うこととした。 いつもの通り Beamer を使うことも考えたが、 emacs の org-mode だけで原稿を書くことにした。 調べてみると、 Reveal.js を利用する org-mode、 org-reveal を見つけた。 これがなかなかに使いやすい。
公開するような段階ではないのだが、 楽しいので公開してしまおう。 題して 『学問のすゝめ』。
とうとう日付がかわり土曜になりました。 日曜の国際シンポ(ぼくが主催者)の自分の 発表論文 を推敲してた。 とうとう完成しました。 構成があまりに美しいので、 目次だけここに挙げておきます。
Nationalism of Absence
Satoshi Nakagawa
1 Prologue --- TL and Indonesia, past and present
1.1 Metonymy and Metaphor
1.2 Church and Tetun
1.3 Epochalism and Essentialism
2 Indonesia as Metonymy --- Church
2.1 Goa, Dili and Jakarta
2.2 Holland, Indonesia and TL
2.3 1970s, 1990s and 2010s
3 Indonesia as Metaphor --- Tetun
3.1 If Wehale Had Been Destructed
3.2 If Wehale Were Inside TL
3.3 If I Were a Structuralist
4 Epilogues --- TL and Indonesia, future
美しいシンメトリー(1章と4章、2章と3章)、そし て章毎の計算し尽くされた反復(三つの couplets、三つの triplets、そして三つの「歴史の if」)・・・。
なかみはなんてこたぁない論文です・・・。
土曜〆切りのところを翌日の日曜に完成させたので、 「〆切りを守った」と言っていいだろう。 〆切り厳守の連続記録を更新できた・・・、 ということにしておく。
今年の3月に「前編」と銘打った 論文を紀要に 出したばかりだが、 「後編」を出さずに、 別シリーズの「その1」を書いてしまった。 ま・これが紀要の活用法だ、 だれも文句はいわないだろう ・・・と思う。
この論文は、 (1)紀要に出して、 (2)研究会で発表して、 (3)10月から始まる授業で使用する。 一粒で3度おいしい論文なのだ。 満足・まんぞく。
ここにアップしました。
6月30日〆切りの論文(英語)をなんとか書き上げた。 去年開催された哲学のシンポ (エスノ認識論)で発表したものだ。 刊行版は古典的な人類学さを強調したものとした。
学術雑誌に刊行するわけではないので、 ウェブにはアップいたしません。 あしからず。
先日 2017-05-27 学会で発表した論文を とりあえず完成させた。 ここです。
15分の発表だったので、すぐに終わると思ったのだが、 けっこう時間をとった。 そしてずい分と長い論文になってしまった。 これ、どうやって15分でしゃべったのだろう・・・。 そのまま紀要に載せらそうだ。
わりと忠実に発表を再現したので、余計な 部分がついている。 予告したタイトル(「異化と科学革命」)から始めて、 本当のテーマであるリアリティそして リアリズム(写実主義/実在論)に至る部分だ。 ま・これも一興・・・ということで。
さて、いよいよ去年哲学の学会の発表を 論文にしなければいけない。 頑張ろ!
今年のテーマは「模型の人類学」だ。 予定としては院ゼミ(前期)で 頭を整理する。 9月〆切りの紀要に、 ある程度まとまったアイデアを論文として提出する。 後期の授業はその論文にのっとって展開する。 そうして、本を一冊! ・・・というのが今年の とらぬ狸の皮算用だ (^^;)
まずは、第一段階として 大学院ゼミ用の配布資料を作る作業をしていた。
・・・ 完成しました。
・・・じつは学生さんとおもちゃ談義・・・。
来年度(4月から)の授業のテーマである 「模型」の予習として 『我々は如何にして美少女の・・・』 (タイトルの全文はいささか恥ずかしい)を 読んでいるところにMY (OB)くんがやってくる。 彼のフィギュアの知識はたいしたもの。 隣で勉強していたMI (OB)くんも呼んで、 二人からフィギュアやプラモデルのうんちくを聞く。
その場で出た話なのだが、 人形としてはワヤン(ジャワ・バリの影絵芝居)を 忘れてはいけない。 ぼくの研究室には ワヤンの専門家のFM先生がいる。 来年度の授業ではMY (OB)くん、 MI (OB)くん、FM先生をゲスト講師として 呼ぼうかしらん (^_^)/
大晦日〆切りの論文だから、 「正月あけでいいだろうな」とは思いつつ、 〆切り抱えての年越しも気持ちがわるいので、 とりあえず [--MSWord 化は来年--] 提出した。 都立の『社会人類学年報』に出る予定です。 題名は「嘘の美学」。 「なかなか」・・・と自分では 思ってるのだが・・・。
今年は発表が4本 (その内英語2本)、 論文が3本(その内英語が1本)だ。 記録じゃないかしらん。
ジム [--Prof James J. Fox--] の記念論文集への寄稿 論文(期間限定公開)を仕上げた。 MSWord に変換して[--この作業に無駄に時間がかかる・・・--]、 〆切り内に提出した!
9月〆切り(日本語)、 10月〆切り(英語)を無事にのりきれた。 あとは、12月〆切り(日本語)と3月〆切り(英語)だ。 今年前半の発表地獄(4月、5月、6月、7月、8月) [--「地獄」と言ったが、楽しい地獄だ。--] も乗り切ったし、 後半の論文地獄にも なんだか自信がついてきた。 一年で10年分くらいの仕事をしている感じで、 とっても嬉しい。
こないだ(7月)のジム・フォックス記念のカンファレンスが、 論文集として出版する予定になっている。 その原稿の〆切りが今月の末だというのは 前々から分かっていた。 発表原稿から大幅な書き換えをするつもりだ。
というわけで、 じつは、 ずい分前から書き始めていなければいけなかった のだ。 しかし・・・恒例の procrastination で、 きのうまで何もしていなかった。 [--頭のなかで考えてはいた。--]
理論は発表から大幅に削除する予定だ。 それをどうまとめるか、見当もつかない。 書きたい民族誌的事実は二つある。 この二つをどのように並べるか、 そのアイデアが全く出ない。
啓示を待っていたが、来ない・・・。 きのうとりあえず書き始めた。 きょうはその続きにとりかかる。
《More . . .》学会の行事でHさんが 民博で講演をする日だ。 ぼくは、 その「ディスカッサント」という役をおおせつかっ ている。
「次世代」の学者のための教育を 目的にした行事の一環ということでもあり、 Hさんの与えられたテーマは 「あなたの人類学のやり方・特徴」というものだった。 ちともったいないなぁ。 時間も短かった---発表・コメント・質疑を 全部いれて60分だ。
「これじゃぁHさんの真価は発揮できないなぁ」 と思ってた・・・。
さすがにHさん、 それでも、 面白い発表に仕上げていた。 いかんせん時間が足りない。
ぼくは、 学生のころからの大先輩 (一年しか違わないが)のコメントをして、 感激だった (5分くらいしか時間がなかったが)。
講演の後で、 来年組織したい研究会のことなど相談して、 意義深い一日だった。