明日が〆切りの 紀要論文(期間限定公開)を なんとか提出し終えた。 10年以上前(2003年)に手をつけて、 都合4回発表したものだ。 どの発表もうまくいかず、 放置してあった。 落ち着かないので、 とにかく決着をつけておくことにした。
「妖術師と公正な社会」とか「妖術師と正義」とか 「藤木のひきょうは許せるか」とかの いささか奇を衒った題名をつけていたが、 今回はぐっと落ち着く題名にした。
民族誌の分析を諦めて、 理論部分だけにしたので、 短くまとまりのいい論文になったと思う。
07-25 にジャカルタ(インドネシア)で、 ジム・フォックス [--ANUでのぼくの指導教員さま--] の業績を記念するシンポがある。 そこに 論文を発表する予定なのだが、 表題の通りのことが起きて、困ってる。
どうしよ・・・
明日から、 金沢の北陸先端大学(北陸科学技術大学院大学)で 開催される 哲学のカンファレンスに出席する。 知り合いが一人もいない、 完全アウェイの場だ。 その上、人類学じゃなくって、哲学のカンファレンスだ。 ちょっとビビっているが、 まぁまぁ のが完成した。
6月に行なわれる哲学の国際会議の 抄録原稿 を、どうやら書き上げることができた。 主催者の方に送る。 ちょっと肩の荷がおりた。 これで4月の発表に集中できるぞ。
熊は冬の来る前にたくさん食べて、 冬眠にはいる。 冬眠の間はほとんど食べないという。
教師にとって3月は「食い溜め」ならぬ 「勉強溜め」の季節だ。 1年のうち一番時間が自由に使える。 この間に出来るだけ情報を蓄える。 この期間を逃がすと、 他では まとまって沢山の本を読む時間はとれない。
というわけでここ暫くは勉強・べんきょうの 日々です。
DTP-S1 の購入と とってもいい自炊屋さん (Bookscan) の発見などもあり、 [--この二つについてはいずれ記事を書きたい--] とっても好調だ。
いろいろとアイデアが沸いてきている。 それを吐き出すのは4月以降だ。 じっと我慢して、ただひたすら食べつづける。
分析美学、環境美学、統合失調症、 イヌイットの民族誌、カーゴ・カルト、 指示の問題、固有名詞の問題、 マイクロクレジット、観光人類学、 ブレヒトや別役実などなど・・・。
こう書くとじつにまとまりがないなぁ・・・。
ぼくの頭の中では筋があるつもりなのだが、 ちと自信がなくなってきた。
7月にジャカルタでひらかれる ジム [--Professor J.J. Fox --- ぼくの先生です。--] の業績を記念した シンポジウムで 発表する抄録にそろそろ取り掛かろうかしらん・・・ 〆切りは、たしか、3月の20日ころだったなぁ・・。
んで、企画者のメールを見ると・・・
AAARRGGGGH! きょうが〆切りじゃん!
おおあわてで、 30分で 書きあげてメールで送った。
*ほっ*
ジム・シンポの抄録を書いた勢いで もうひとつのシンポ、 6月に金沢で開催される哲学の シンポの抄録も書き上げた。 恥ずかしながらキーノートスピーカーである。 タイトルは How to Buy Knowledge in Ende だ。 副題は「東インドネシアからのエスノエピステモロジー」とした。
これはまだ正式じゃない。
鳥なき里のコウモリでがんばろう!
発表に申し込んだり、 小さな会議を開催したり、 学会のパネルに誘われたり、 講演を頼まれたり・・・ 気がついたら今年の4月から8月まで毎月一回の 発表のスケジュールになっていた。 人気者みたいで(もっともお呼ばれは二つだけだが) ちょっと嬉しい。
4月は 京都人類学研究会(@京都)(お呼ばれ)で、 5月は文化人類学会(@名古屋)、 6月は北陸先端大学開催の哲学の 国際学会(@金沢)(なんとキーノートスピーカーの一人だ!)、 7月はインドネシアの人類学の学会 (@ジャカルタ)の一日前に、 ジム・フォックスの弟子たちが集まっての カンファレンスに参加する予定だ。 8月は(未定だが)ティモール・レステで ぼくの科研グループ主催の 小さな小さな会議(@ディリ)を開催する予定だ (もちろん発表もする)。
《More . . .》きょうの午後2時が次回(来年の5月)の 人類学学会の要旨登録の〆切だった。 12時にアクセスすると、 「ただいま大変混雑しており、受付できません。 後程アクセスしてください」というメッセージが。 はは・・ぼくだけではないようだ。
《More . . .》明日の授業の予習をしている。 ウォルトンの虚構論(『ごっことしてのミメーシス』)が、 今年の授業のテーマである 引用論に関係しているという見当はついている。 具体的にはどのように関係しているのかが 自分でもよくわかっていない。 しかし、授業で、明日の授業で 喋らなければいけない。 [--ウォルトンの議論の大枠を先週紹介したのだ。 今週は、授業の流れとの関連について述べなければ いけない。--]
きのう一日、きょうも朝から苦吟をしていた。
・・・と・・・ 神よ! "I Have Seen the Light!" [--映画『ブルースブラザーズ』です。--]
《More . . .》きょうは呪術の研究会だ。 特別ゲストでなつかしいSKさん (Q大を今年定年)が来ていた。 二本の発表も面白かったし、 あとの懇親会も楽しかった。 とりわけ、つい最近まで学生さんだった研究者の人から 聞く他大学の先生をめぐる政治状況の話が興味深かった。
今週の日曜に「呪術研究会」で発表する原稿、 「呪術と引用」が、 一番大切な部分、すなわち呪術をのぞいて、 完成した(・・・と言うのだろうか。)
あと数日で呪術の項、書けるかしらん。