じつは、 Galaxy Tab S4 (Android 9.0) に Linux を走らせる実験は すでに行なっていた。 候補のシステムは2つある、 一つは UserLAnd、 もう一つは termux だ。 この二つのアプリのインストールと アンインストールを何度も繰り返していたのだ。
簡単に言うと UserLAnd は (ぼくの Linux box の環境を再現するために) 必要なパッケージはすべて揃っているが、速度に問題がある。 Termux は速度に問題はないのだが、 パッケージが揃っていないのだ。
Acer Chromebook Tab 10を Linx box 計画の候補から落として Galaxy Tab S4に候補を絞ったところで、 この問題にふたたび直面する。
「えい!速度は我慢して、何でもできる UserLAnd にしよ」と 決心する。
インストールして使ってみる ・・・ UserLAnd の問題は速度だけでないことを 思い出した。 アンドロイドのストレージにアクセスできないのだ。 ウェブを見るかぎり (ここや ここ)UserLAnd から アンドロイドのストレージにはアクセスできる筈なのだが・・・。 すくなくともぼくの所有している Galaxy Tab S4ではアクセスできない。 [--「Android 9.0 から出来なくなった」というような 情報を見た気がするのだが・・・--] これは致命的な欠陥だ。 UserLAnd は諦める。
Termux と心中することにした。 それに(痩せ我慢かもしれないが) コミュニティの活動は termux のほうが 盛んなような気がする。
10インチのタブレットに Linux をインストールすることに 決める。 BSKBB500というすばらしいブルートゥースキーボードがある。 厚さ 4.5mm、重さ 152g なのに、打ちごこちは問題ないのだ。 10インチのタブレットは 500g くらいであろう。 あわせて 600g ほどの小さい Linux box ができあがる --- とっても魅力的だ。
さて候補は Acer Chromebook Tab 10 と Samsung の Galaxy Tab S4 である。
Acer Chromebook Tab 10は Linx box にするために買った。 すでに Google Pixelbookに crostini (Linux on Chromebook) をインストールしてある。 Crostini をのせた Pixelbook は 純正の Linux box とまったく遜色ない。 Acer の Tab 10 にとても期待していた。
ところが じっさいにAcer Chromebook Tab 10 に Crostini をインストールしてみると、 問題だらけであった。
(1) ストレージが32Gしかないので、 SD Card を使って、そこからのシンボリックリンクで しのぐしかない。 --- 理由はよく分からないのだが、 このカードがえらく遅い。 (2) ChromeOS から(Crostini アプリの)terminal や emacs を立ち上げても、 しばらく使わないと それらは消滅してしまう --- もう一度最初からやらないといけないのだ。 (3) キーボードの持続時間がとても短かい。 すぐに接続が途絶えてしまう。
というわけで、 Acer Chromebook Tab 10は脱落。 Galaxy Tab S4だけが候補だ。
1時半ころ帰宅する。 Acer Chromebook Tab 10 が届いていた --- ``Jeeves'' と呼ぶことにする。
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さいしょは Dev channel にしたが、 頻繁にフリーズしたので Beta チャンネルにする。
早速 crostini (Linux on ChromeOS) を導入する。 crostini でインストールされるディストリビューションは Debain だ。 ぼくのいつも使っているのは Ubuntu だが、 とくに問題なく、 いつも環境を再現することができた。
Acer Chromebook Tab 10 は Tab なので、 Emacs などを利用するときは 外部キーボードを使用する。 その際の(外部キーボード使用時の) Ctrl-N が困った問題だ --- Crostini で(mc とか emacs とかで) Ctrl-N (「下の行へ移動」)を押すと Chrome にキーを取られてしまい、 あたらしいウィンドウが開いてしまうのだ。
CTRL-SHIFT-P Preference for Terminna があるのをみつけた。 残念ながら、 この設定でも CTRL-N 問題は解決しない。
[2018-12-24]付のメモ --- (外部キーボードでの)CTRL-N 問題は 外部マウスを同時に使うことで解決した。
Google Pixelbookで crouton を使って ubuntu を 導入している。 これでまったく問題はないのだが、 せっかく Google 謹製の Linux 環境 (crositini)ができたので、 すぐに導入した。
ぼくは terminal と emacs で ほとんどの仕事をしている。 ところが、 terminal で zsh が使えず (chsh がうまくいかない)、 emacs でバックスペースが動かない、 という不具合があった。 これでは仕事ができないので、 crostini は、暫く、 ほうっておいた。
今日は一日時間があいたので、 crostini の飼い馴らしを始めることにした。
ふだん zsh を使っているので、 chsh で shell を変えればいいだけなのだが、 chsh が 「PAM認証がどうたらこうたら」という エラーメッセージを出して、 言うことを聞かない。 ここを見る。 解決策が書いてあったのだが、 なぜかその解決策ではうまくいかない。
けっきょく bash で仕事をする ことにした。 .zshrc に(zsh で)定義したあった 函数や alias を bash に変換して、 .bashrc を作成した。
バックスペース問題は、 通常ならば、 (normal-erase-is-backspace-mode 0) で解決する筈だ。 じっさい、いくつかのモードでは これで問題が解消した。 しかし、 自作の(すなわち 最も頻繁に使う)emacs の メジャーモードで効果がない --- バックスペースが使えないのだ。
describe-key で調べてみると、 バックスペースのキー入力を org にとられているようだ。
とりあえず ぼくの作ったモードで orgtbl-mode を 呼ぶのをやめることによって、 (その場しのぎだが)当面の問題は 解決した。
crostini にほぼ問題がなくなった。 仕事を crostini で行なうことが 可能になった。
Chromebook を既に数台 (かつて C100PA、げんざい C302CA と Pixelbook)使っているが、 それらすべてにおいて crouton を使って Linux (Ubuntu) マシン として使っている。 Google Pixelbookもそうして使っていた。 これでまったく問題はないのだが、 せっかく Google 謹製の Linux 環境 (Debian) (crositini)ができたので、 導入してみることとした。
インストールについては ここなどを参照にして入れると簡単にはいった。 crostini の外側から内部を見ることが できず、 しばらくほうっておいた。 とりわけ ssh 関連の インストールができなかったからだ。
なんのことはない、 ChromeOS の filer を使えば Linux files という名前で crostini の ファイルにアクセスできるのだ。 ubuntu 用に作っておいた パッケージのインストールスクリプトが 問題なく動いた。 とくに問題なく必要なパッケージを インストールした。
ところが二つ大きな問題があった: (1) シェルを zsh にしようとしても できない、 (2) Emacs に不具合がでて 動かない。 もちろん Emacs が動かないわけではなく、 ぼくの使っているどれかの elisp パッケージがうまく動いていない のだが、 特定するのが面倒だ。
というわけで、 (crouton は動いているので) crostini はほうっておくこととした。
ImageMagick の convertで jpg を eps にしようとすると エラーがでる。 ウェブをしらべてみる。 /etc/ImageMagick/policy.xml の中の EPS の行をコメントアウトすればいいらしい。 これだけで、エラーが出なくなった。
新しいコンピューターを買う際に、 Linux のインストールで苦労はしたくない。 [--これまでほとんど苦労したことはなかったのだが--]
・・・というわけで、 これまで一度も苦労したことのない レッツノートにすることとした。 (すでに5台から6台にインストールした ことがある。) 一番小型のレッツにを選ぶ --- CF-RZ5 だ。 RZ5 に関しては、 すでに Linux (Mint 17.3) を入れている 実績がある。 この サイト で報告されている。 --- Mint 17.3 をインストールした報告では、 無線が使えない問題が挙がっているが、 その解消の仕方もまた詳細に書いてある。
というわけで、 何の不安もなしに RZ5 を買ったのだ・・・
・・・
ところが・・・
RZ5 はとんだジャジャ馬だった。 けっきょく Ubuntu を RZ5 にインストールするのは 諦めるしかなかった。 以下(↓)その顛末。
《More . . .》数日間はあきらめていた。
んで・・・きょうの午前のことである。
「まてよ」
ネットで「これは大丈夫」と紹介されていた Mint (17.3) をインストールしてないではないか。
調べてみると Mint 17.3 というのは、 Ubuntu 14.04 派生のディストリビューションだという。 というわけで 14.04 を、まず、インストールしてみる。 これがうまくいかず、 とうとう最後の望みの Mint 17.3 をインストールした。 ところが、 サイトに書いてあった手順を辿ったのに、 うまくいかない。
RZ5 はそのまま本棚のこやしに なることとなった。
以下(↓)顛末です。
《More . . .》夜のことだ。 啓示がやってきた。
「もしかしたら」・・・
とうとう Linux (Mint)を レッツノート CF-RZ5 にインストールできました。 順調で、 安定して、 問題はまったくありません。 きょうはゆっくり眠れます。
以下(↓)やり方です。
《More . . .》文献は bibtex 一筋で30年以上たつ。 文献情報の数がたまったので、 それなりの database 的使いかたをしてみたい。 また、 このころはダウンロードしてコンピューターの 上に PDF 文献もたまってきた。 PDF と bibtex データベースを うまく連動させることができないだろうか。
いろいろ試してみた。
結論は「ebib 最高!」
《More . . .》DPT-S1 を買って快適に使用している。 ただし「ネットワークドライブ」の設定が うまくいかず、イライラしていた。 ネットワークドライブとして使いたいのは自前の owncloud である。
結論を先に書く。 サーバーの URL として http://myserver/owncloud/remote.php/webdav/ を指定すればいいのだ。 詳細は以下に。
ownCloud の ネットワークドライブが使えるようになり、 快適度がまたまた上がった (^_^)/
《More . . .》1ヶ月ほど前に研究室用にブラザーのプリンタ (HL-L8350CDW)を購入した。
家では HL-L2365DW を全く問題なく設置したので (ここ)、 安心していた。 家も研究室もともに Ubuntu が走って入る。 ところが、 家と同じ手順でドライバーをインストールしても、 (ここから lpr と cupsのドライバーをインストールした) 印刷ができない。
1ヶ月間、試行錯誤をしたが、 どうしても印刷ができなかった。
万策つきたので、 同じサイトから「Linux 簡易インストーラ」を ダウンロードしてみた。
らららぁ・・・ 簡易インストーラからインストールすると、 簡単にプリンタが使えるようになった。 どうやら 他に必要とするライブラリなどが あったようだ。