近年、アダット(慣習法)の違うところとの結婚が多い。 言葉が通じないので、 インドネシア語で話し合いをする場合さえある。 おおよそ花嫁側のアダットに従うのが やり方のようだ。
一番の問題は婚資だ。 婚資のない所はないが、 その種類や量が違うのだ。
さて、 今年の結婚の一つが、 同じエンデと呼ばれる地域だが、 その東端の地域の女性との結婚である。 婚資の話し合いを終えて帰ってきた 人々が愚痴を言う: 「あの辺は これまでトコ(象牙)なんて知らなかったところだ。 ところが、『トコ、トコ!』と要求しやがる」と。
晩ご飯のあと、いつもの通り、 ザプ(高床式になった「台所」の部分)で リヴァやリン、ハニと雑談してる。 マヌカコ(鶏の鳴き声)が聞こえた。 一番鶏にしては早い。 リヴァとリンが不安そうに顔をみあわせている。 リヴァによれば、 時間はずれのマヌカコは、 「アタポゾ(妖術師)がウズ(頭)をかついだまわっている」印だという。 「誰の頭?」と聞くと、 「もちろんソフィのだ」という。
アタポゾは人を殺すことができる。 殺した人間をアタポゾは喰らうのだ。 その饗宴に他のアタポゾたちも集まってくる。 エンデの人たちが葬式のあと怖がっているのは 幽霊ではない。 村の中を彷徨する、 饗宴にあつまるアタポゾたちである。
饗宴を終えた アタポゾの一人は死者のウズ(頭)をもって 村々をまわる。 ウズを売るためだ。 まちがってウズを買ってしまった家の成員が次の 犠牲者になるという。
「そう言えば・・・」とリヴァが話しはじめる。
センドの息子が死んで4晩目のときだ。 リヴァとハニが家のなかにいた。 (まだ存命だった)母親はもう寝ていた。 家のすぐ外で、 ドーンという荷物をおろすような音とともに 「ほー」というため息が聞こえた。 リヴァが冗談に「うちの母親が年取っているからといって、 こんなところにウズを置くな」と声をかける。 ハニが「(冗談でも)そんなことを言うんじゃない」とたしなめた。ところがいつまでたっても 外にいるらしい者は返事をしない。
二人はとても怖くなった。 リヴァとハニは、 寝ている母親の部屋にはいり、 三人で寝たという。
買い物に行く途中、 ニコニコ顔の女の人に「なかがわせんせい」と呼び止められる。 知っている顔なのだが、すぐには思い出せない・・・ 「あ!KNさん!」(^_^)/--- 前につとめていた所の事務員さんだ。 ほとんど20年振りである。
道端でつのるはなしをいっぱいした。
朝から仕事をはじめた庭師さんが、 3時45分ころやっと終了した。 きょうは真夏日だった・・・ ご苦労さまでした。
ジャングルが焼畑にもどった。 木々の向こう側が見えるようになった。
柘榴が実っている。 秋が食べころだそうだ。 大きな実をつけている柑橘類はゆずだという。
今年こそ自分で庭仕事しよう、と 決心した。
『呪術と引用』を書いている。 湧き水のようにアイデアが湧いてくる。 すべて二項対立の、美しい図式だ。 にやにや。
《More . . .》MY (OB)くんといっしょに大学を出て、 UT (OB)くんが企画してくれた ぼくの全快祝いの食事会に出掛ける。
大阪の真ん中[--場所は 忘れた--]のポルトガル料理屋さんだ。 HM (OG)さんも加わって、 四人でおいしい料理を楽しく食べた。
満腹まんぷく。 幸せしあわせ・・・でした。
庭の蔓草がベランダに入り、 (図書室の)窓を覆ってしまっている。 ずっと我慢したが、 もうだめだ。 2時間ほどかけて刈り取った。
大型ゴミ袋五つでもまだ 足りないほどの量だった。 熱帯で焼畑をやっている エンデの人たちは、たいへんな 作業をしているんだなぁ、と思った。
午前中に書類を送ったので、 午後は別宅に再びもどって (コンピュータも持ち帰って)、 ゆったりと勉強をする。
マウスを持ち帰るのを忘れたことに気がついた。
「ままよ」・・・ そのまま作業を続ける。
ほとんどマウスは必要なかった。 考えてみれば、 基本的に shell と emacs だけで仕事をするので、 マウスは不要なのだ。 ブラウザを見るときだけはマウスが必要となるのだろうが、 ブラウザでぼくが利用しているサイトは、 feedly、 gmail、remember the milk、 そして tweedeck だ。 これらはすべてキーボードで操作できる。
トルストイの人生の十七箇条に従って、 近くの公園に散歩にでかける。 [--その他には 「朝の5時に起きる」、 「貧者を助ける」、 「売春宿には月2度だけ」などがある。--]
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梅はもう終わり、 桜が咲いている。 桜もあと数日かしらん。
《More . . .》今週は毎日登校日だ。 ほとんど会議なのだが、 きょうだけは特別な日、 卒業式でした。
一年にいっぺんだけ、 学校が華やかになる (^_^)
別宅の環境もととのってきた。
最初の写真は応接間、 休憩する部屋だ。 つぎの写真は書斎(ほんらいは台所)、 ここで勉強する。 そして、最後の写真は図書室。 退職したら研究室の本を全部もってくるので、 [--半分くらいは処分しなければならないかもしれない。--] ここにあといくつか本棚を作る予定だが、 現在のところは壁際にだけ本棚がある。 研究室から少しづつ本を持ってきている。
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