近年、アダット(慣習法)の違うところとの結婚が多い。 言葉が通じないので、 インドネシア語で話し合いをする場合さえある。 おおよそ花嫁側のアダットに従うのが やり方のようだ。
一番の問題は婚資だ。 婚資のない所はないが、 その種類や量が違うのだ。
さて、 今年の結婚の一つが、 同じエンデと呼ばれる地域だが、 その東端の地域の女性との結婚である。 婚資の話し合いを終えて帰ってきた 人々が愚痴を言う: 「あの辺は これまでトコ(象牙)なんて知らなかったところだ。 ところが、『トコ、トコ!』と要求しやがる」と。