ここ数日の散歩のお伴は Christie の The Sittaford Mystery の朗読だ。 読んでいるのは Hugh Frazer、 デイビッド・スーシェの『ポワロ』で Captain Hastings 役を演じた人だ。 面白くないわけがない。
The Sittaford Mystery はもう何度も読んでいる/ 聞いている。 [--テレビ番組としては観てないいような気がする。--] トリックとそれを彩るオカルト趣味がとても印象的なので、 ぼくの頭の中では短編としてしまわれていた。
じっさいは長編で、 最初のうちは、 答をしっているのでその回り道にいらいらしたけど、 この回り道がとても面白いのだ、ということに気がついた。 当初はトリックが主で、回り道が従だとばかり思っていたが、 読んでる途中で、トリックは付け足しに思えてきた。 --- 尤も、 トリックがあかされる場面は爽快だ。
クリスティの小説技法って素晴しい。