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In Our Time で取り上げられたことのある 数学者の話だ --- 名を Paul Erdos という。 ブダペスト生まれの数学者である。 In Our Time を聴いたときもその生涯に感動したが、 この記事を読んであらためて、 その人となりの桁外れの面白さに驚嘆した。
彼は、突然知り合いの数学者をたずねてくるという。 エルドッシュ (Erdos) には 帰る家がないので ("normadic" の由縁である) 、 訪問された側は、彼を受け入れるしかないという。 そして、エルドッシュは ずかずかと家の中に入りこみ、 そのまま一つあるいは複数の数学の問題について その家のホストとえんえんと議論するのだという。
その問題を解きおわるとエルドッシュはまた どこかに行ってしまうのだ。 そして、 その「友達」が論文を発表することになる。
彼は、 「アインシュタインと並ぶ二十世紀の天才」と呼ばれ、 発表した論文(ほとんどが共著らしい)の数は 歴史上最多であるという。
会いたいような、 会いたくないような。