きょうはバリからエンデに飛び立つ日だ。 バリのングラライ空港に到着したのは朝の6時だ。
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荷物・ボディチェックをすまし、 チェックインカウンターに並ぶ。
なんか変だ・・・ 持っているモノの数が足りないような・・・
あらら!ビジービーバーの緑の鞄をもっていない。 「!荷物チェックのところだ!」
あわてて荷物のチェックした場所に行く。 場所は全部で三つなのだが、 どこにもない。 真っ青だ。
鞄の中には現金で、 ルピアが25万円分、 ドルが10万円分、 円が6万円。 現金だけで40万円くらいある。 さらに機器がある。 新品のコンピューター、 ぞれに一眼レフのカメラもある。
真っ青のうえに真っ青になる。
「世紀の忘れもの!」
・・・なんてふざけている場合ではない・・・
再度 三つのチェック場所で 聞いてまわるが、 どこにもない。 もいちど真っ青・・・…
団体さんの荷物を運ぶポーターが ぼくの脇をとおりかかる。 台車の上にうず高く積み上げられた荷物の てっぺんに緑の物体が!
「これこれ!これぼくんだ!」
・・・ぼくんでした。
ほっ・・・。
(つけたし) ボーディングする前にもう一度荷物チェックがあった。
「今度はぜったい何も忘れないぞ!」 チェックの終わった荷物を入念に確認して、 歩いていこうとする。
係員さんがぼくを呼び止める。 「ん?」
「腕時計、忘れているよ」・・・