[Visit Website Pos Kupang] ティモール・レステ (東ティモール共和国)はティモール島の東半分を 占めるが、 ティモール島西部の北海岸に オエクシ (Oecusse)という飛び地の領土も存在する。 オエクシはまわりをインドネシアに囲まれているのだ。 旧王国の名前で言うと、 西にアンフォアン王国、南から東にかけて ミオマッフォ (Miamafo)王国と国境を接していることに なる。 ちなみに、旧王国名を使えば、 オエクシはアンベヌ王国となる。
Pos Kupan 紙のこの 記事のタイトルを直訳すれば、 「アンフォアンの王はティモール・レステとの戦争で 臣民を率いる準備ができている」となる。
記事を訳していこう。
アンフォアンの王ロビー・マノ (Robby Manoh) は つぎのように語った: もしナクトゥカ (Naktuka) の一部の併合をめぐる 問題がこのまま続くならば、 わたしはアンフォアンの民を率いて アンベヌ王国と戦争をする準備ができている、と。
「もしインドネシア国軍が、 ティモール・レステによるナクトゥカの 併合を阻止できないのならば、 わたし自身がアンフォアンの臣民を率いて アンベヌと戦争を行なうしかないだろう」と 電話での記者との会談で、 アンフォアンの王は語った。
この脅威については、2015年に自分自身が ナクトゥカを訪れた後、 すでにクパン駐留の軍に対して報告は行っている、 と王は結んだ。
以上が記事のほぼ全訳である。
オエクシでの国境紛争としては、2013年の こんな記事をクリップしたこともある。 この事件(ナイベヌ郡)は 東側の国境(王国で言うとミオマッフォ王国)で、 今回のは西側の国境である。
TTS(ティモール中央南部県)に比べて TTU(ティモール中央北部県)は伝統が根強く残ってい ると聞いてはいたが、 王がこんな発言をする/できるとは、 驚いた。