カニスやリヴァの姉の息子フィンセンが間も無く結婚する。 この地域では男は結婚の際に妻方の親族に財をわたさなくては いけない。 人類学で婚資と呼ばれてきたものだ。 フィンセンも婚資を用意しているのだが、 自分一人ではとてもどうこうできるだけの量がそろわない。 そんな時、男はシンセキを呼んで婚資の援助をたのむ。 そのような集りをボウとよぶ。 きょうは、フィンセンのボウがある日だ。 みなで婚資の準備をして、 フィンセンが住んでいる海岸の町に降りていく。
夕方だったのだが、それでも海岸は暑い。 あまりに暑いので、贈り物をわたして・飯をくってすぐに帰る。