Prev / Next / 残日録 --- The Remains of the Day

 アタウロ島にて:[Summary]

2015-08-26

 山奥の村への調査行を諦め、 ディリから20 kmほどのアタウロ島へ行くこととした。 ディリの港からスピードボートに乗って 2時間ほどで到着する。 セマウ島へののんびり旅とは違い、 けたたましい2時間だった。 ずっと支柱をつかんでいたので、腕がしびれた。

ビケリ村でラプタ運動 についてインタビューをする。 ラプタ [--文献では Rabuta と書かれる。--] とは、 第二次世界大戦中にアタウロではじまった、 プロテスタントに根付いた、反植民地ムーブメントである。 しばしば「カルト」とも形容される。

夕方からハンモックにねころがって、 ゆらゆら読書---ごくらく極楽だった。

夜空は満天の星空だった。

聞こえるのは波の音だけ。 ほんとうに波の音しか聞こえない。

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