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専門家（ちゃかして言えば「専門バカ」）が 専門領域の知識にもとづくアドバイスをする；そして、 それらの複数の（たぶん相互に矛盾するような）アドバイスを、 自らの専門領域はもっていないが、 常識を有する政治家が取捨選択・綜合していく、 これが専門家と政治家の理想的な関係なのだろうと思う。 いま起きているのは： 政治家が常識的に信じられないような政策をとろうとして、 専門家集団が、「自らの専門領域にもとづいて・・・」ではなく、 （それ以前の、「誰もが持っているべき」） 健全な常識にしたがって「やめなさい」という、という構図だ。 「専門家が専門バカで、政治家が常識人」 --- なのではなく、 「専門家が常識人で、政治家がバカ専門」となっている。